カレーのベーススパイスとして有名なターメリックは、スパイス同士を仲良くつなぐ取りまとめ役でもあります。ターメリックだけでゴールデンミルクを作ると、蜂蜜などの甘味がたっぷりほしくなるのですが、シナモン・カルダモン・黒胡椒・ジンジャーの絶妙配合で、嫌味のない美味しさが実現します。
使用食器:森修焼 ナチュラルマグカップ、スプーン 小
<材料> 1人分
ターメリックスペシャル……小さじ1/3~1/2
マルサン 豆ジャン※……150cc
ミャンマー産 ひまわりはちみつ ……お好みで
※有機豆乳にはと麦などを加えて飲みやすく仕上げた豆乳飲料
<つくり方>所要時間3分
小鍋に材料をすべて入れ、かき混ぜながら温めればでき上がり!
*写真は温めながら電動のミルクフォーマーで泡だてたものです。泡だてすぎると全部が泡になり飲めません(笑)。ご注意ください。
*「マルサン 豆ジャン」は、豆乳飲料でありながらフォーム(泡)が立ちます。また、豆の匂いがマイルドなので風味をじゃましにくく、珈琲やアレンジドリンクにもおすすめです。オーストラリアでは「 Bonsoy(ボンソイ)」と呼ばれ、カフェで愛用されています。
内なる平和でほっこり
ターメリック(秋ウコン)の薬効をご存じの方は多いと思います。二日酔い防止のドリンク剤がコンビニに置かれ、含有成分のクルクミン(ポリフェノールの一種)は一躍有名になりました。
美と健康への意識が高いヘルスコンシャス女子族には、「温活」としてアーユルヴェーダで用いられるターメリックを使った「ゴールデンミルク」が流行中です。私も過剰摂取には重々気をつけつつ、1年ほど続けています。期待が膨らむ効果のほどですが、体感はないです(笑)。くっきり効果が出るのもコワイですが、私のゴールデンミルクの採用頻度はせいぜい週1〜2回。目的は『内なる平和の時間』をほっこり楽しむためなのです。現代生活で大切なのは、精神的な内なる自分と社会的な外側の自分が連続性を持って補い合うこと。離れずつながっていることが家庭内平和への一歩だと感じています。
過去にカフェを運営していたこともあり、珈琲や紅茶をベースにしたスパイシーなドリンクをアレンジするのが得意です。社交的なのに自閉気味の私にとって「ほっこりドリンク」は無意識ゾーンである無限の「内なる平和世界」へのアクセス切符でもあります。
前置きが長くなりましたが、今月は最強「ゴールデンミルク」の素ともいえるブレンドスパイス「ターメリックスペシャル」をご紹介します。ターメリックをベースにシナモン、カルダモン、黒胡椒、ジンジャーの絶妙配合でバッチリ「美味しい」を実現。ゴールデンミルク以外の用途として、インドの豆カレー「ダル」や酒粕クラッカーの生地、ハッシュポテトにも使えて便利です。
香り立つキッチンに走り寄る5歳の次男「うあぁ〜〜♩ママいい匂いだね〜」(次男には、三年番茶にカルダモンを加えたチャイが定番)。家族とのティータイムでも一瞬にして「内なる平和世界」にアクセスさせてくれるターメリックスペシャルはわが家の定番です。読者のみなさまもぜひ体験してくださいね。次男「あ〜〜〜ほっかり♩ママ、ほっかりするね!