皆さん、お好みの歯みがき粉があると思いますが、私が設計した唯一無二の歯みがき『元気白い歯の素』について、以下のようなエピソードがあります。
まず、ひとつ目はジェラートの素材選びの過程です。甘いジェラートと歯みがきにどんな関係があると思われますか? その秘密は、合成乳化剤を使わないで、ジェラートを乳化させるにはどうしたらいいか、という古今東西の素材探求からでした。
世界で唯一、与那国島だけで陸上から採取が可能な化石サンゴは、約10万年前に地上に隆起した珊瑚礁が化石化したものからできています。いっぽうで、何万年も前に死滅した珊瑚でも、海中から採取されるものもあります。市場で出回っている珊瑚パウダーのほとんどはこの海中からの珊瑚ですが、これには貝殻や有孔虫などの珊瑚以外のものが大量に混ざっており、純粋な珊瑚類からできているわけではなく、また多くの細菌が巣食っており、焼成して殺菌しないと使えないのです。私が使う純粋なサンゴパウダーには特殊な構造があり、微細な穴がたくさん空いていて、そのうえ柔らかく、不純物が混ざっていないという特徴から水と油を混ぜ合わせる作用に優れています。ジェラートは混ぜたらすぐ凍らせる必要があるので、ジェラートの乳化に限って充分な作用があります。私が知る限り、アイスクリームの乳化にこの高額な素材を使っているケースは見聞きしたことがなく、設計から6年以上経った今も同じです。この与那国島化石サンゴにはもう一つ、重要な特徴があります。それは、カルシウムやマグネシウムをはじめとして、70種類以上のミネラルが含まれているのです。ヴィーガンやベジタリアンの方に不足しがちな多種多様なミネラルを補給するためには最適の素材といえ、乳化も栄養補給もできるという最高の素材だったのです。
しかし、悲しい事件が起きます。この素材がヴィーガンの基準に合っていない、プレマルシェはヴィーガンを冒涜しているという匿名のネット書き込みに悩まされ、結局ヴィーガンのフレーバーには入れないようにしました。化石を使用して動物の命を奪っているといわれることに未だに納得がいきませんが、そのように悪者として晒されるのは本意ではなく、今はヴィーガン仕様のジェラートには使わなくなりました。このサンゴパウダーから歯のエナメル質の再石灰化を助け、先に述べた乳化作用でしっかり汚れを取ることができるアパタイトを作ることができるため、ツルツルの歯を実現する『元気白い歯の素』の主成分としています。
ふたつ目は、コロナ騒ぎです。日本語の健康に関するネット情報は常に古く、コロナ禍が始まってから英語の医療系サイトを徘徊していますと、グレープフルーツの種から取るエキスに素晴らしい抗菌、高ウイルス作用があることが論文として掲載されていました。それまでも個人的に米国からこのエキスを取り寄せてうがいや鼻うがいに使ってコロナとは無縁でしたので、なおさらに合点がいきました。これを歯みがきに混ぜて使うと口内がすっきりして、翌朝の粘つきもまったくなくなったので、安全かつものすごい抗菌力だと体感し、『元気白い歯の素』に採用することにしました。大地震などでしばらく歯みがきができないだけで、ありとあらゆる感染症や内科的な病気に見舞われるという事実から、歯みがきによって、しっかり口内の不要な雑菌をコントロールしておくことは歯周病対策にも、健康維持にもとても大切なのです。合成された石油系の薬剤ではなく、グレープフルーツの種でそれが可能なら、こんなに素晴らしいことはありません。その2つの素材を石けんベースで練り上げて作り出された他にはない#567-74処方の歯みがき、ぜひ使ってみてください。
ついでに、プレマルシェのヴィーガン以外のジェラートで身体にミネラル補給もお忘れなく!