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ヒーリングフードLIFE

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株式会社プレマ代表取締役/一般社団法人日本ヒーリングフード協会代表理事/米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルスコーチ

飯野 晃子 (いいの あきこ)

群馬県前橋市にあるプレマ・オーガニック・ファームにて有機栽培した野菜を全国に出荷。オーガニックや健康食の実践と推進をするコミュニティ運営や人材育成もおこなう。2児の母。
プレマ・オーガニック・グループ https://www.premafoods.com/
一社)日本ヒーリングフード協会 https://healingfoods.jp/
飯野晃子インスタグラム @ organic_aco

自然治癒力と免疫力を整える春

投稿日:

「自然治癒力」と「免疫力」

春は、心もからだも大きく揺れやすい季節です。気温差や環境の変化に加え、花粉症やアレルギー症状が出やすく、体調が不安定になりがち。そんな時期だからこそ、「自然治癒力」と「免疫力」という2つの力を正しく理解し、やさしく整えていくことが大切です。

まず知っておきたいのは、自然治癒力と免疫力は同じものではないということ。どちらも健康に欠かせない力ですが、その役割は大きく異なります。

自然治癒力とは、人間が本来持っている「全体を治す力」のこと。風邪をひいても自然に治る、傷口がふさがる、骨折が修復される、疲労が回復する——こうした一連の働きはすべて自然治癒力の一部です。身体が元の状態に戻ろうとする総合的な力であり、免疫もそのなかに含まれる要素のひとつです。

一方で、免疫力は「外敵から身を守る力」。ウイルスや細菌、花粉などの抗原を見つけ、攻撃し、排除する防御システムです。白血球やリンパ球、抗体が働き、身体を守ってくれます。つまり、免疫力は自然治癒力の一部であり、より「防御・攻撃」に特化した仕組みといえます。

しかし、アレルギーやアトピー性皮膚炎では、この免疫が過剰に反応し、本来守るはずの身体を逆に傷つけてしまうことがあります。だからこそ大切なのは、免疫力をただ「強める」のではなく、免疫反応を正常化し、バランスを整えること。その土台となるのが、ホリスティックに自然治癒力を整える生活です。

ホリスティックに
自然治癒力を整える

ホリスティックヘルスの観点では、からだ・心・環境をひとつのつながりとして捉えます。免疫の暴走を落ち着かせるためには、食事だけでなく、睡眠、ストレス、腸内環境、体温、呼吸など、全体をやさしく整えることが欠かせません。

まずは春の食養生を実践してみましょう。春は「解毒」と「巡り」がテーマの季節。特に取り入れたいのがヒーリングフードとしての春野菜。春の野菜は、冬に溜め込んだものを流し、巡りをよくする働きがあります。新玉ねぎ、春キャベツ、菜の花、ふき、山菜などは、免疫の過剰反応を落ち着かせ、自然治癒力の土台を整えてくれる心強い味方です。

また、腸は免疫細胞の約7割が集まる場所。発酵食品や食物繊維を意識し、腸内環境を整えることは、免疫の「暴走」を防ぐ大きな助けになります。さらに、深い呼吸や軽い散歩、十分な睡眠は、自律神経を整え、免疫の働きを穏やかに導いてくれます。

春は、身体が変化に敏感になる季節だからこそ、無理をせず、ホリスティックなやさしいアプローチで自然治癒力を整えると、免疫機能も正常に働いてくれます。新しい季節が、みなさんにとって心地よく、軽やかに過ごせる春になりますように。今月も、からだと心に寄り添う時間を一緒に育てていきましょう。

- ヒーリングフードLIFE - 2026年4月発刊 vol.223 -,

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