
岸江 治次 マクロビオティックアドバイザー お客様コンサルティングセクション マクロビ業界に30年以上の達人

矢田 香織
プレマスタッフ
マクロビオティック勉強中。一児の母
矢田:このところ、大地震が頻発していて、いつ自分の身に起きてもおかしくないと不安に感じています。特に食べ物が一番心配で、保存が効くカップ麺などを備蓄しているんですが、非常時の心身ともに弱っているときに、それを食べたいと思える気がしないんです。そんなことも言っていられない状況のときもあるとは思うんですけど。一体なにを備えておけばいいのか……。
岸江:最近は、地震だけではなく、台風や豪雨、山火事なども起きてますね。以前に比べて災害が明らかに増えているので、政府も備蓄の重要性をより強く提唱するようになっています。でも、みんな災害直後だと危機感があって備蓄に意識を向けるけれど、時間が経つと備蓄の存在すら忘れてしまったり、賞味期限が切れてしまったりすることがよくありますね。
矢田:あ~、そう言われると……。
岸江:だから、「ローリングストック」といって、普段の食品や日用品を少し多めにストックしておいて、普段から少しずつ消費し、足りなくなったらまた買い足しておくというやり方が推し進められています。頻繁に災害が起こるから、いつでも使えるように、日常のなかで非常食を備えておくという考えですね。
矢田:「非常時のためだけに置いておく」ではないのですね。でも、普段から食事は手作りしたいので、ローリングストックでレトルトや缶詰を食べるというイメージが……。
岸江:なるほどね。レトルトでも最近はいいものが増えてきているし、味見も兼ねて食べてみて、食べられそうなものをストックしておくのもひとつの手だと思います。あとは、レトルトや缶詰ではなくても、たとえば作り置きして冷凍しておいたら、もしも電気が止まってしまったとしても、冷凍庫に入っていたものは、そんなにすぐにだめにならないんですよね。
矢田:たしかに! その分も備蓄と捉えることができるわけか。
岸江:そうそう。あとは、水とカセットコンロがあれば、肉や魚も調理して食べられるしね。それこそカップ麺や乾パン、缶詰など保存の効くものを、ライフラインがつながる目安の3日分より多めに備えておくと気持ち的には安心できるよね。でも、いざというときにそればかりとなるとやっぱりつらいので、状況に応じて、普段の食生活に近い形で過ごせるといいよね。
矢田:そうですね、いつもと同じか似たような食事ができると思ったら、だいぶ気が楽です。
岸江:ただ、本当にどうしようもないときのために、玄米のおかゆを備蓄しておくことをおすすめします。玄米なら必要な栄養素が摂れるし、おかゆだと水分も摂れるからね。
矢田:水分、なるほど!
岸江:瓶入りのジュースも保存が効くうえに栄養や水分の補給にもなるのでいいですよ。あとは、料理ができる環境がないと難しいけれど、やっぱり米や乾麺などの主食があるといいかなと思います。それと、いざ避難所に行くとなったとき、アレルギーがあると、配られたものが食べられない可能性もあるので、そういう方はより注意が必要ですね。
矢田:よくわかりました。普段の食材も活用できるように意識しつつ、玄米のおかゆは備蓄しておこうと思います。