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GNHの国からブータン人にききました

国際事業部 ブータン駐在員

松尾 茜 (まつお あかね)

東京の大手旅行会社に5年間勤務した後、2012年よりブータン王国の首都ティンプー在住。ブータンの持続可能な観光開発事業に携わっている。地域固有の自然や文化、昔ながらの人々の生活を守りながら、ゆるやかに交流人口を増やし、地域経済を、訪れた人の心身を、着実に豊かにしていくような観光を、世界各地で促進していくことがライフワーク。

眞子さまのご訪問を、どう感じましたか?

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眞子さまブータン公式訪問とご接見

秋篠宮ご夫妻の長女の眞子さまが6月1日~7日の日程でブータン王国を公式訪問されたことは、日本でも広く報道されたことと思います。眞子さまが外国を公式訪問されるのは、一昨年のエルサルバドルとホンジュラス、去年のパラグアイに続き3回目。ブータンには、これまで皇太子さまが昭和62年に、秋篠宮ご夫妻が平成9年に公式訪問されています。
眞子さまのブータン公式訪問が決まったのは、昨年末のこと。両国の友好関係の深耕に繋がる今回の機会、私もとても楽しみにしていました。いよいよ当日。ブータンでもテレビやソーシャルメディアで多くの報道があり、自分でも驚くほど気持ちが高まりました。それもそのはず。実は、ご訪問の数週間前、在インド日本大使館より、ティンプー市内のホテルにて眞子さまと御接見の機会がある旨、ご招待いただいていたのです。
ティンプー市内の五つ星ホテル、タージ・タシのバンケットホールにて執り行われた御接見は、一生の思い出に残る大変すばらしい体験となりました。最初は緊張の面持ちを隠せなかった私たち在留邦人でしたが、眞子さまがお部屋に入られた瞬間、優しい雰囲気に、その場が一気に明るくなりました。眞子さまは一人ひとりに3分ほどお時間を割いてじっくりとお話しになりました。私も仕事で従事している地域観光開発の活動についてお話ししたところ、「ブータンはとても美しい場所ですね。観光による発展のポテンシャルがとても高いと感じました。お客様がいらっしゃった際、そのように受け入れ態勢が整っていると、とても良いですね」と物腰柔らかく丁寧にご返答になりました。容姿がお綺麗なことはもちろん、本当に心が透き通っていらっしゃる様子がひしひしと伝わってきたのです。

花の博覧会にて、同僚たちと。王室の方々と同じポーズで記念撮影

 

 

ブータンのみなさんはどのように感じたのでしょう。実は、質問するまでもなく、眞子さまご訪問の報道が広まった瞬間、多くのブータン人の友人から、ぞくぞくとメッセージが届きました。「日本がこれまでたくさんブータンの発展に寄与してくれたことに、改めて感謝する気持ちを感じました。これからも両国の友好関係が末永く続きますように」

「あなたはプリンセスに会えるの?私も連れていってよ」まさしく日本フィーバーが巻き起こっていると肌で感じたのです。
眞子さまは、首都ティンプー中心街のメモリアル・チョルテン(仏塔)にて開催された「花の博覧会」の開会式典にもご参列になり、その様子はブータン王妃のフェイスブックページなどでリアルタイムに公開されました。翌日から一般公開となったため、ブータン人の間では、眞子さま、王妃さまらと同じ場所で、同じポーズで写真を撮ることが大流行。王室や皇室といった雲の上の存在であるような方々のことも、とても身近に「自分ごと」と捉え、素直に受け止められるのは、国土が小さく人口も少ないブータンの特権といえるのかもしれません。
眞子さまのご訪問に心から感謝すると同時に、これからも両国の美しい友好関係が末永く続くよう、ブータンに関わる一日本人として、心から祈念いたします。

 

国際事業部 ブータン駐在員
松尾 茜(まつお あかね)

東京の大手旅行会社に5年間勤務した後、2012年よりブータン王国の首都ティンプー在住。ブータンの持続可能な観光開発事業に携わっている。地域固有の自然や文化、昔ながらの人々の生活を守りながら、ゆるやかに交流人口を増やし、地域経済を、訪れた人の心身を、着実に豊かにしていくような観光を、世界各地で促進していくことがライフワーク。

- GNHの国からブータン人にききました - 2017年7月発刊 vol.118

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