持続可能な島でのお産

持続可能な暮らしをしている島に、子どもたち連れて行ってきました。初のチビ連れ海外は、52 歳で仕事をリタイアした日本人男性が、ダイビングでたまたま出会い、思わず買ってしまったという、東京ドームよりちょっと広いくらいの島。美しい海と環礁に囲まれていました。
その島には、当初から、島民が300人ほど住んでいました。その島を買った日本人、崎山さんは、大方のアドバイスを退け、扱いとしては不法占拠民である、島民と共に暮らす道を選びます。
島の自然を守りつつ、住民の生活も維持(改善)する。統治ではなく、共存。自然とも、現地の人とも……。雨水をためる水道システム、17時から23時まで利用できる電気のシステムなども整備され、持続可能な快適さを備え、観光という産業も生まれた島は、今では人口が倍以上に増えています(旅の詳細は、macro-health.org でレポートしておりますので、そちらをご覧ください!)。
小さい子どももいっぱい!
島の男性と結婚している日本人女性もいて、話が盛り上がり、島の女性の妊娠・出産事情についても伺ってしまいました。
島の女性のお産は、予想通り軽いみたいですね。1、2時間で、スコーンと産んでしまえるらしいです。最近は子どもの数も減ってきているけど、今のおばあちゃん世代は、10人くらい産んでいたみたい。度重なるお産が母の負担になることは当然あるでしょうが、実は今より50代出産者の多かったとの説もある、かつての日本もそんな感じだったに違いありません。
今でも島で自宅出産する人もいるとのことですが、病院で産む風潮は生まれているとのこと。
そこで向かいの島(といってもそれなりの距離)にある病院でのお産について聞くと、それが、かけらもアクティブバースじゃないんですね。ある人は、予定日を過ぎたこともあり、普通に陣痛促進剤を使われ、分娩台に上がり、お腹を押されたとのこと。
予定日圏内であればまた違うのでしょうけど、聞けば、島の女性は経血コントロールが普通にできるというし、海と共に暮らしているわけで。潮の干満と自分と赤子が満ちるペースではなく、病院のペースで産むなんて、もったいないとしか言いようがありません。

身のこなしのいい子どもたち

「先進的なお産」の導入で、いわゆる第三世界の国で、帝王切開率がうなぎのぼりになるケースは、珍しくないと聞いています。自分でしっかり産んだ方が、あとはきっと楽なのに……と思うのは、都会育ちの私の限界で、きちんと体のできている人たちは、少々の医療介入なんてものともせず、私のようにバランスを崩すことなく、その後、回復なさるのかもなぁ、とも、島の子どもたちの身のこなしの驚くほどの違いを見ながらうっすら思いました。島の子どもは0歳から走り、1歳半にもなれば、当然自分でトイレで排泄するようです。

ところで、その島に行く直前に、生理になりました。
タンポンでも購入しますか? ……いやここは経血コントロールで! と思って、なるべくトイレで出すように心がけました。普段はいい加減なのですけど、ちゃんと意識的に。すると、2日でほぼ終わってしまい、海に入る日には全く問題のない状態に。 ここ数年お産続きで生理もまともにありませんでしたが、閉経まであと少し! ?残された時間を、なるべく意識的に過ごせばかなり変わりそう……と実感。産後も、もっと年を取ってからも、尿もれに悩む確率、きっと減らせるはずです。