私は、現在、ジェラート職人をしています。3カ月前、「プレマルシェジェラテリア」がオープンするまでは、物流センターでの業務を10年以上していました。入った当時、幼稚園児だったスタッフの子どもさんが、今では中学生。実は、結構、古株なんです!
物流センターでの業務は、ピッキング、梱包、海外発送、商品撮影など、さまざまな業務をしていました。商品撮影は、プレマシャンティ、マクロヘルスなどのサイト掲載用の撮影です。いわば、物流センターのよろず屋さんだったのです。なかでも、お客様との直接繋がりのある梱包作業が大好きでした。
プレマの梱包は特殊ですし、さまざまな商品を取り扱っているため、商品のサイズも形も幅広く、また、細々とした決まりごともあるため、少し大変です。お客様からご注文いただいた商品をピッキング後、全てが入りそうな箱を瞬時に選びだし、無駄がなくキレイに破損しないよう、バズルをするように、考えて、考えて……たまに「あぁっ!商品があと2個入らない～? !」と、泣く泣く、新たな箱を選び、詰め直したりしながら梱包します。
私は、お客様のお手元に荷物が届いて、箱を開けた瞬間がなにより一番重要だと思っています。みなさんと接する機会が多い受注チーム、コンサルティングチームがどんなに丁寧に対応しても、届いた荷物の梱包が丁寧でなければ、うれしさも半減するのではないでしょうか。自分が受け取る側だと、どのように届くとうれしいかを常に考え、お客様に感動していただけるよう、心を込めて梱包をしていました。
お客様から「ありがとう」というお声をいただいたときは、ご縁を(梱包させて)いただけて良かった!
また、がんばろう!
と、とても励みになっていました。
少し違うかたちにはなりましたが、今、その励みになっていたお声を、お客様から直接、見たり聞いたりできる場所「プレマルシェジェラテリア」にいます。1日のほとんどの時間を厨房で過ごしているのですが、ちょこちょこジェラテリア店内をうろうろしています。お客様が「おいしい～!」とジェラートを笑顔で食べている姿を見ると、私も自然と笑顔になり、うれしさで心が満たされます。10年以上やってきた物流業務から離れて淋しい思いもありますが、ジェラート職人になることを選んで良かったなと感じます。
みなさんを笑顔にして、「おいしい～」と言っていただけるジェラートを、これからも心を込めて作っていきます。
京都にお立ち寄りの際は、ぜひ「おいしい～」ジェラートを食べにいらしてくださいね!