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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

プレマ株式会社
お客様コンサルティングセクション
マクロビ業界に30 年以上

岸江 治次 (きしえ はるつぐ)

2013 年プレマ入社。マクロビオティック活動歴を活かし、主に、商品の開発と営業に関わってきた。
趣味は読書と映画、好きなジャンルはミステリー。最近のおすすめ映画は「ルーシー」。
無双原理の時空の概念を捉えるのにマスト。

Q.経皮毒とは?

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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

今春出産をしたのを機に生活を見直そうとアレコレ調べたところ、「経皮毒」が気になります。いまやドラッグストアに行けばあらゆるものが手に入る時代ですが、健康な毎日を送るには、どんなことに気を付ければよいでしょうか。
(名古屋市 ナチュラル志向を目指すアラサー新米ママより)

A.皮膚からからだに入る毒、肌に触れるものは吟味して

 

答える人  中川信男

人間のからだに入る毒にはいろいろあり、口や呼吸器から入るものなど、過去には高度成長期には公害問題となったこともあります。「経皮毒」とは読んで字のごとく、皮膚を経由して体内に入る毒のこと。毒の成分が皮膚から吸収され血液に乗り、やがては全身に影響を及ぼします。2005年に造語として出現し一般化してきました。プレマでは、それ以前から皮膚を経由する毒があることを懸念し、創業時から「毒を避ける生活」を提案することを掲げてきました。
人間の皮膚は呼吸しており、ガス酸素の交換をおこなっています。身体の中と外を分けている大事な器官であるため複雑な構造になっており、私たちの臓器を守るために、汗を出す、水分を蒸発させる、外部からの侵入を遮断するなど、さまざまな役割を担っています。皮膚細胞は分子量500以上の大きな物質を通さない特性を持ち、粒子の粗い砂などは入りません。では、どんなものが皮膚から入ってくるのかというと、パラベン、ソルビン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、蛍光漂白剤などさまざまなものが挙げられており、肌荒れや湿疹、アレルギーなどを起こす危険性があります。代表的なものは、洗剤(柔軟剤)、シャンプー、ボディソープ、化粧品、ヘアケア剤、女性用の生理用品など。歯磨き剤などは、一般的に売られている商品には界面活性剤や殺菌剤が入っているので、脂肪に溶けて、もしくは組織を溶かして毛細血管に入り込み、体内にどんどん取り込まれます。通常の消化のプロセスでは肝臓、腎臓で代謝され尿や便や汗になって出ていきますが、残念ながら経皮毒はなかなか排泄されずに皮下に蓄積されるのです。
しかも、こういった有毒な微量化学物質は、内分泌系や免疫系に影響を与えることが知られており、皮膚や口、呼吸器など、毒の入り口如何に関わらず免疫の低下につながるといわれます。その結果、ガンや脳疾患、内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫にかかる危険性があるのです。このことからもおわかりのように、女性なら子宮や卵巣、男性なら精巣、すなわち生殖器に大部分が集まることが研究結果としても報告されています。生命維持の危機を招く事態にもなりかねません。
ほかにも、禁煙するときに貼るニコチンのパッチは煙草を吸わなくても、皮膚からニコチンが血中に入りますよね。昨今、腰痛や肩凝りに効く湿布薬のインドメタシンやフェルビナクなどの有効成分による胃炎なども指摘されています。
なかでも特に怖いのはディートを使用した虫除けスプレーです。ディートとはベトナム戦争でアメリカ軍がベトナムにばら撒いた枯葉剤のこと。神経毒です。虫を殺すだけの力を持ったものを、まだ皮膚が柔らかい小さな子どもにスプレーしているお母さんを見かけると、本気で制止したくなります。カナダでは高濃度(30%以上)の製品の販売が禁止され制限がかかっているほどなのに、日本ではコマーシャルがエスカレートしているという現実。神経毒を平気で肌に塗る日本人、これは危険です。虫除けスプレーに限らずですが、そもそも乳幼児に使用できるものなのか否かを消費者側も効能書きからきちんと読み解く力が必要です。
シャンプーは3日に一度、湯シャンで十分です。また、純石鹸や弊社で売っているクレンジングで落ちないほどのメイクはしない。このように「毒を避ける生活」のためには、弊社の商品を使っていただくことになりますが、商品とつなげるとすぐにエセ科学という説が出てきます。しかし、さまざまなアレルギーや電磁波過敏症などが増えているのが現実であり、事実、プレマの商品を使うことで改善された人々もたくさんいらっしゃいます。これほど医学が進んでいる現代において病気が増えているのは、私たち人間が長い歴史上、身体に入れてこなかった物質を、現在は入れてしまっていることが一因であることは間違いないでしょう。日常的に肌に触れるものは、CMに惑わされず、吟味して選びたいものです。

- 基本のき - 2017年7月発刊 vol.118

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