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とらわれのない心

とらわれていた気持ちを手放すことから生まれる楽で自然な在り方のお話

セドナメソッド認定コーチ

安藤 理 (あんどう おさむ)

制限的な感情を解放し心の自由を生み出す手法の翻訳書「人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッド」監修者。
日本で唯一、米国セドナ・トレーニング・アソシエイツから認定されたセドナメソッド・コーチ。
電話等での個人セッション、東京と関西でセミナーやセッションを実施している。
http://andoo.info

役割を離れる

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役割が制限になるとき

人はたいてい、日常のなかで何らかの役割を果たしています。家庭のなかでは、親、妻、夫、職場では役職、上司、部下など。役割には、それを通して必要とされることを実行する、所属する集団のなかで貢献するといった価値があります。役割を担うことに喜びややりがいを感じることもあります。

一方で、役割は重荷になったり、自分や関わる人を縛ったりする要因にもなりえます。期待に完璧に応えなければと常にがんばる、自分の不完全さに苛まれる、関わる人を過剰にコントロールする、などは役割意識にとらわれた状態です。このような気持ちを自覚したなら、次の試みが役立つでしょう。

 

役割についての感情解放

軽く目を閉じ、自分が果たしている役割のひとつを思い浮かべます。それについて、心に浮かぶ今の気持ちに注目します。何らかの不快感(重さ、窮屈さ、いらだち、つまらない、など)があれば、それをそのまま認めます。役割への執着や同一化(役割イコール自分という感覚)、役割を十分に果たせないと自分の存在価値はない、といった感覚を自覚するかもしれません。その感覚が心の中にあることを許容してみます。そして、握りしめた拳を緩めるように力を抜いて、その感覚を放します。抱えていた重い荷物を一旦降ろしてみるように。

これを何度か繰り返し、軽さや楽さを感じられるようになったら、その感覚のなかでしばらく寛ぎます。役割としてすべきことを意識するのを休止し、今この瞬間は「ただ在る」ことを自分に許可してみましょう。

このとき、役割としての言動を心の中で繰り返している、あるいは次の機会を想定して準備していることに気づいたら、それも認めたうえで手放します。役割について考える必要がないひとときを味わってみましょう。

 

役割との新しい関わり

このようなひとときを持つことは、役割を果たす責任を放棄したり逃げたりすることではありません。心の中で役割から離れている状態は、休息や充電の時間になります。そのあとには、新たな気持ちで役割を担うことがしやすくなります。

あるべき姿に自分を押し込めようとする堅苦しさが溶ける、過剰な責任感を背負わなくなる、などの変化が生じて、柔軟な姿勢で取り組むようになるのです。

緊張感やプレッシャーを感じる状況に対しては、その感情を手放し、役割を演じるつもりで成りきってみることで、普段の自分の枠を超えたパフォーマンスを発揮することがあります。

こだわりをはずすと、今までの役割を終える方向に意識が向くこともありえます。その役割を別の人に譲る、新しい役割にチャレンジする、しばらく役割を持たない期間を楽しんでみる、といった変化の時を迎えているかもしれません。たとえば退職する時が近づいている、リストラや配置転換があるかもしれない、という状況ならば、今から心の準備をしておくことはスムーズな移行に役立ちます。子離れも親としての役割の一部を終える経験といえます。この場合、寂しさを感じたり、その先について不安になったりするのは無理もないことです。これからどうすべきか考え込んでしまうかもしれません。そういう感情も、認めてから手放すと、落ち着いて先のことを考え、適切な選択ができるようになるでしょう。

年末年始等の長期休暇がとれるときは、普段の役割から離れた視点に立つ好機です。そのための時間を取ってみてはいかがでしょうか。

セドナメソッド認定コーチ
安藤 理(あんどう おさむ)

制限的な感情を解放し心の自由を生み出す手法の翻訳書「人生を変える一番シンプルな方法―セドナメソッド」監修者。日本で唯一、米国セドナ・トレーニング・アソシエイツから認定されたセドナメソッド・コーチ。
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- とらわれのない心 - 2017年12月発刊 vol.123

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