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ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方

常務取締役
室長/管理部長兼

中川 葉月 (なかがわ はつき)

【Vol.40】おみやげの時間

投稿日:

05sa_27.jpg 私の日々の楽しみの一つとして、夫からのおみやげがあります。国内外の出張時はもとより、近くのコンビニにでかけるだけでも、「おみやげを待っているね」といって、送り出しています。そのため、夫はどこへいっても必ずおみやげを持って帰ってきてくれるようになりました。それはコンビニのお菓子だったり、洋服だったり、駅で買った雑誌だったりと、本当にちょっとしたものがほとんどです。(息子には、ほとんど新幹線グッズですが・・・)

 どうしてそんなにおみやげにこだわるのかと思われるかもしれませんが、けっして何か「モノ」が欲しいということではありません。離れているときでも、私のことを思い出して欲しいという“かわいらしい(笑)”気持ちからでてくることばなのです。

 夫は出張が多くあちこちと動きまわっています。そのため家に帰ってくるたびに、もうすぐ3歳になる長男の言葉がしっかりしていることに驚き、8月に生まれた次男がどんどんと動けるようになっていることに目を見張っています。今“イクメン”という言葉もはやっていますが、もちろん夫ができるだけ多く子どもとかかわる時間があるに越したことはないと思っています。

 しかし、仕事の関係でそれがなかなか叶わないのならば、ほっと一息入れたときに私や息子たちのことを思い出して欲しいなと思うのです。それが、夫にとってくつろげる時間になれば、なによりもうれしいですし、その瞬間お互いの気持ちがよりそうようにも思います。そしてその思いは、子どもたちと毎日一緒にいることができなくても、きっと伝わってゆくはずです。

 それでも、夫が「今日は、早く帰ってくるのがおみやげになると思ったから」と、何も持たずに帰ってきたときちょっとがっかりしてしまうのは、「モノ」に期待をしているのかもしれませんね。今も、インドへ行っている夫のおみやげが何か、ワクワクとしています。どんな思いをもちながら、私へのおみやげを夫は探してくれているのでしょう。

 今年もありがとうございました。みなさんよいお年をお迎えください。

- ハツキ的“らくなちゅらる”な生き方 - 2010年12月発刊 Vol.40

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