オクラのネバネバ成分(ペクチン)
強い日差しと湿気が重なる8月は、体の中に熱がこもりやすく、食欲や消化力が落ちやすい季節です。そんな夏の養生にぴったりのヒーリングフードが、ねばりのある野菜として親しまれてきた「オクラ」です。日本ではすっかり馴染みのある食材ですが、実は「okra」という英語名がそのまま語源となっており、アフリカや中東、アジアなど世界中で古くから食べ継がれてきた歴史ある野菜です。暑い地域で愛されてきた背景には、オクラが持つ優れた健康効果が深く関係しています。
オクラの特徴である「ねばり」は、水溶性食物繊維の一種であるペクチン によるものです。ペクチンは腸内でゲル状になり、ゆっくりと消化を助けながら、胃腸の粘膜を保護してくれます。東洋医学でもオクラは体にこもった熱をやわらげる働きがあるとされており、食欲が落ちる夏でも、胃腸に負担をかけずに栄養を届けてくれるため、まさに季節のヒーリングフードといえる存在です。
夏バテ対策と腸活サポート
さらにペクチンは、腸内環境を整える善玉菌のエサとなり、腸の動きを穏やかにサポートします。腸が整うことで、夏の疲労感やだるさの軽減にもつながり、肌の調子を整える働きも期待できます。ペクチンは血糖値の急上昇を抑える作用もあるため、暑さで乱れがちな自律神経の安定にも役立ちます。オクラのねばりは、体を守るための自然の知恵そのものなのです。
プレマ・オーガニック・ファームでは、老舗種苗会社のタキイ種苗とタッグを組み、ファイトリッチシリーズの「ヘルシエ」を栽培しています。ヘルシエは栄養価を高めることを目的に開発された品種で、ペクチンをはじめとする機能性成分をしっかり含んだ「健康価値の高いオクラ」です。私たちは30年以上続けてきた有機栽培の経験を活かしながら、より健康な野菜をお届けできるよう日々進化を続けています。有機栽培を守るだけでなく、食べる人の体にとって本当に良い野菜とはなにかを追求し続けることが、プレマ・オーガニック・ファームの使命です。
暑さが厳しく、高温による体力消耗や食欲低下によって心身が疲れやすい時期こそ、心身をやさしく整え元気をサポートしてくれる食材を選びたいものです。刻んでそのまま、冷たいお出汁と合わせて、スープやサラダに加えて。オクラはさまざまな方法で手軽に夏の食卓に取り入れることができます。世界中で愛されてきたオクラは地球温暖化に負けない心身を養うヒーリングフードです! 夏の疲れを癒し、元気パワーをあなたに与えてくれるオクラのネバネバ成分を活用してネバーギブアップ!(笑)
【今月のヒーリングフードレシピ】
夏の疲れた胃腸をやさしく整える、ヒーリングフードの一品です。
オクラの冷やしとろとろスープ
<材料>2〜3人分
・塩 少々
・生姜(すりおろし)適量
・白ごま 適量
※トマトやトウモロコシなどの夏野菜を加えてもOK!
<作り方>
①オクラはさっと洗う。ヘタを落として輪切りにする。
②鍋に出汁を入れ、オクラを加えて弱火で2〜3分煮る。オクラのペクチンが溶け出し、とろみがついてくる。
③さいの目切りにした豆腐を加え、さらに1分ほど温める。
④しょうゆと塩で味を調える。火を止めて粗熱を取る。
⑤冷蔵庫でしっかり冷やし、器に盛る。生姜のすりおろしと白ごまを薬味に添えましょう。
<ポイント>
・ペクチンのとろみを最大限に生かすため、オクラは細かく刻んで軽く加熱するのがコツです。
・豆腐を加えることで、タンパク質が加わり夏バテ予防の「夏の養生スープ」になります。
・生姜を添えると、冷たい料理でも体が冷えすぎず、巡りが整います。
