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しなやかな影響力のレッスン

自分も周りも自然と良くなるために

影響力のスイッチを入れる専門家人材育成・組織開発コンサルタント

賀集 美和 (かしゅう みわ)

北海道旭川市生まれ。違いを超えて人と人が共に幸せな社会を創るには?その答えを求め日米の教育機関を経て、世界 900 店舗のレストランチェーン TGI FRIDAY'S で人材育成の道に。独立後10年の歳月をかけ、誰でも一瞬で一体感を生み出し互いを活かし合うボディヴォイス®の技術化/体系化を実現。講座や企業研修を通じ、慈しみと活力に満ちた発展的な社会を共に創り上げていく起業家や管理職などリーダーを輩出している。

視点が現実を創る

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『らくなちゅらる通信』、今月のテーマは「自分で動く」。その月のテーマに基づき記事を書くのですが、今月は少し困ってしまいました。なぜなら、「自分で動く」というのは、当たり前のことのように思えたからです。その一方で、気持ちはあるのに「なかなか行動できない」ときもある。だとすると「自分で動く」とは、いったいどういうことなのだろう? そんな疑問がモクモク湧きませんか? そこが、『らくなちゅらる通信』のテーマの面白いところ。一見当たり前のように思える短い一言に、実は深い意味があります。それでは、自分を導く影響力という観点から「自分で動く」はどういうことかをお話しします。

視点通りの行動をしてしまう

影響力のスイッチを入れる専門家として講座やコンサルをしていると、「やらなきゃと思っているのに手が止まる」「自信がないので行動できない」、そして「周りが動いてくれない」などの悩みをよく耳にします。いずれのケースも、その人が自分の意志で自発的に動くことが難しいという相談です。じつはこれ、意欲や自信の問題ではありませんし、能力云々の問題でもないケースが多々あります。これらの悩みは、行動のメカニズムが関係しています。なにがどうなったら人は行動するのか? その仕組みがわかれば、誰でも自分で動けるようになります。相手にも気持ちよく動いてもらうことができます。そう!「何度言ったらわかるの?」というフラストレーションとも、おさらばできるのです(これ、嬉しいですね)。
2ヶ月前、影響力のスイッチを入れる講座に初参加したNさんの事例でご説明します。40代後半のNさんは「自分の人生を生きている感じがしない」「毎日仕事も楽しくない」と悩みを語る一方、安定した仕事について同じ職場で20年以上働き、望んでいた結婚も子育ても実現させていました。だけど毎日が楽しくない、イキイキしていない。そんなNさんは、「自分の毎日がどうなったら嬉しいのか?」、思い描いている理想が曖昧でした。新しいことにチャレンジすることも少なくなっていて、退屈だとも感じていました。
Nさんのこのような特徴も行動のメカニズムによって説明がつきます。それは、私たちは「視点通りの行動をする」といことです。たとえるなら、自転車の脇見。こぎながらチラッと右を見るとハンドルは右にきれてしまいますね。見るところがズレると、望んだ方向へ進まず脇に外れてしまいます。ではこれを、行動のメカニズムに照らし合わせましょう。最初は進みたい方向(正面)に視点を当てていたので真っ直ぐ進みました。しかし、視点を右に移せば、右へ進む行動になります。私たちは、自分の視点通りに動いてしまうのです。

理想の毎日を導くための感性

今度はNさんのケースで見てみましょう。Nさんは、視点が理想の毎日よりも、目の前の嫌なことに当たる傾向がありました。苦手な上司、難解なメール、毎日同じ仕事といったNさんが嫌だと思っている事柄や事象に目が奪われやすいために行動が止まりがち。また、理想の毎日の過ごし方や人間関係、どんな気分で仕事をしたいかが曖昧なので、理想に視点を合わせることもできず、挑戦する機会も少なくなっていたのです。まさに視点通りの行動になっていました。そのため毎日が楽しくない単調な日々になっていたのです。そんなNさんも、感性を開き自分が望む毎日を具体的にした途端、出社が楽しく、毎日2、3時間残業していたのが定時退社できるほど仕事が捗り、笑顔がいいねと言われることが増えたのです。Nさんが気づいた理想とは? 「毎日笑顔でイキイキ過ごし、周りの人と壁も作らず楽しくコミュニケーションをとる」でした。視点を理想に合わせたからこそ、Nさんは自分で自分を導き、行動を楽しめるようになりました。

- しなやかな影響力のレッスン - 2020年11月発刊 vol.158

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