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楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

【Vol.93】第6回 病院に戻る?

投稿日:

出産まえ最後のエコー検査で、胎盤の機能異常を疑われたわたしは、都内でも有数の大病院に緊急搬送されました。自分の体感では赤ちゃんはいたって元気。NST(ノンストレステスト)を受けてもおなかの赤ちゃんに異常はないけれど、「正期産に入った胎児は異常が出る前に出す」のが「医学的判断」です。経過観察を希望しても認められず、そのあとすぐ陣痛促進して出産するよう同意を求められました。答えに窮していたところ、2人めの子が保育園で高熱を出したとの連絡が。入院には同意したうえでの退院が、特別に許されました。
保育園に急ぐと、電話では高熱でぐったりしていると聞かされた真ん中の娘は、熱もかなり下がり、ずいぶん元気でした。それにしてもなんてタイミング。病院でもめることなく退院できたのは、明らかにその発熱のおかげでした。
実は妊娠中、狙ったようなタイミングで上の子どもたちが熱を出し、不必要な医療介入を幾度か免れています。おなかの子も含め3人の子が連携してわたしを自宅出産に導いているのではないかと思ったこともしばしば。
ちなみに、2人め、3人めの妊娠ともに、赤ちゃんのすぐ上の子どもが、わたしよりも先に気付いています。一般に就学前の子のほうが、そういう勘はいいみたい。人の話を聞くにつけても、子どもはどうやら3歳くらいで、それ以前の記憶のほとんどを忘れます。逆にそれ以前は、0歳のことであろうと、鮮明に覚えています。そして就学を機に、記憶がリセットされても残っていた不思議な直観は、多くの場合、失われるようです。
さて。病院からリリースされたわたしには、考える時間が与えられました。お産の準備も済んだ自宅でそのまま産むこともできます。が、エコー検査に誤差はつきものとはいえ、今回の推定体重は、低出生体重児に慣れているわたしにとっても未知の数字でした。個人病院、大病院、両方の病院の医師が話すことを一緒に聞くはめになった当時小1の長女も、医師の語る内容が怖かったようで、お母さん病院に帰ったほうがいいよ、と言っています(彼女は、すべてが終わってからは、「病院の先生って嘘つきだ」と言うようになりました。嘘ではなく、そういう説明を、自分で検討する態度を身につけるのが大切なのだと説明しました)。
わたしは、胎内やお産の最中での赤ちゃんの死を経験した複数の知人のことばを頭に浮かべました。皆いきなりのことで、兆候はないのです。でも決め手になったのは、おなかの子自身の言葉でした。胎児と「対話」したセッションについて以前書きましたが、その対話師の先生から、プライベートに電話をいただき、おなかの子からのメッセージを届けてもらう機会があったのです。おそらく異例のことだと思います。そのことばは、ここで病院から逃げてはいけない、と思えるような内容でした。
その夜は戻らないけど、発熱している子の手当てをして、経過をみたら病院に戻ろう、と結論しました。その夜戻らなければ、病院の都合で、さらに2晩、投薬による促進は延びます。つまり、その間はNSTで経過観察しつつ、自然な陣痛促進を心がけることができます。
たとえば鍼灸で陣痛促進ができることを、ご存じの方も多いと思います。助産院出産予定で、破水でお産が始まった人や、予定日を過ぎた人などが、お世話になることが多いです。促進の緊急度が増すほどに、かなりの数のお灸をすえられ、とても熱く煙いらしい。また、投薬よりは自然だとはいえ、それでも促進した場合は産後の母体に(プロの目からは)無理が感じられる。ほんとうは、「正期産」の規定に縛られず、自然に産まれるのを待ってあげられるのが一番いい、というのが聞き知った話でした。
今回は、予約の兼ね合いもあり、プロの施術としては、イトオテルミーの先生にお世話になりました。テルミーはわたしも持っていますが、火器ですので病院では使えません。だから、入院中でもできる促進法も伝授してもらいました。それは確かに手応えがあり……。
詳細は次号です。自力でできる自然な陣痛促進に興味があり、来月号まで待てない妊婦さんは、気軽にお問い合わせ下さい。

望月 索(もちづき・さく)

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- 楽だから自然なお産~高齢出産編~ - 2015年6月発刊 Vol.93

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