お互いの個性や価値観を尊重し合える相手と近づき、それが難しい相手とは疎遠になっていくのが自然の流れだと思いますが、社会生活上、相性の合わない相手と接する機会は当然存在します。そんな状況で、相手に嫌われる覚悟を持って自己主張する勇気を持つことができるでしょうか? そもそも勇気が必要でしょうか?
私の場合は、なるべく、本質的な目的に立ち返ることだけを考えて行動選択します。人を尊重しようとし過ぎるがゆえに、本来の目的から逸脱した行動を取ってしまうことは、組織の中ではよくあることです。行動選択に迷いを生じるとき、「そもそも何のため?誰のため?」という疑問を投げかけ、本来の目的に“共に”立ち返ることができれば、無闇に相手と対峙する必要はなくなると考えるからです。振返って、実際には相手に対する配慮が足らず、不用意に喧嘩を売って損をしてきた経験は数多くあります(汗)。
さて、オルタナティブファーム宮古は、自然と接する機会が多い事業ですが、自然は『あるがまま』です。台風が来たからといって、或いは、私がちゃんと管理せずに雑草だらけにしたからといって、晒された環境・状況に応じた結果をそのままに映し出すだけです。要らぬしがらみや馴れ合いによって、本来とはまるで異なる結果を出すことはありません。翻って、高等な知能を与えられた私たち人間が、自分たちのエゴを優先させてしまうがゆえに、自然に『あるがまま』を捻じ曲げてしまうとすると、それはすなわち自らの能力により墓穴を掘った結果であると思います。自然に倣ってあるがまま、らくなちゅらるにいければ『嫌われる勇気』をもつ必要すら、なくなるのではないでしょうか?
『美味しく・美しく・健康に』をモットーに設計・開発した甘酸っぱいマンゴーの発酵飲料です。
炭酸水や豆乳で割ったり、ヨーグルトのソースなどにお召し上がりください。
オルタナティブファーム宮古代表
松本 克也(まつもと かつや)
自動車メーカーなど14年の研究職を離れ、2012年5月に家族4人で宮古島に移住。
約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。
畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。
その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。