現在私は、いくつかの仕事をしていますが、数年前からいつか自分でやりたいと思い描いていることがいくつかあります。でも、時間がないから「もっと自由な時間が増えたらやろう」「いつか準備が整ったらやりたい」と行動には移せていませんでした。
たまに人に話すこともあり、「控え目にいつかできたらいいな」というくらい。そして、数年が経ち、ふと、「そのいつかは一体いつになったらやってくるんだろう」「もしかして順番が逆なのではないか!」と気づいたのです。そして、「やらなければ1年後にも同じ場所で同じことを思っている、それでもいいのか」と自問自答し、「それは嫌だ、今年は実行する!」と決めました。
それを形にするためには言葉で人に伝えていく必要がありました。最初は、こんなこと言うと恥ずかしいな、迷惑じゃないかなという考えが浮かんできたり、自信がもてなくなったり、LINEやメールで伝えるときには、すぐには送れず数日あたためたりしていました。それでも最後は「エイヤー」で言葉にして送信してみました。
すると、やることはやったからあとは任せるしかない!と、不思議と気持ちは軽くなりました。そして、驚くほど、温かい言葉をかけてもらえたり、必要な情報を教えてもらえたり、応援してもらえたりして、今はやりたかったことが一歩ずつ実現していっています。それはだれかから見たら小さな挑戦かもしれませんが、自分にとっては本当に大切なやりたいこと、自分の使命に繋がっていると思えることです。
そのひとつは、キャリアコンサルタントとして、カフェを間借りして相談の場を設けることでした。そして、勇気を出して面識のないお店の方に声をかけ、「こんなことをやってみたいのですが」と伝えたところ、「すごく良い企画だと思います。ぜひどうぞ」と言ってくださったのです。今はお店をお借りして、『そうだん室』を開催しています。この経験を通じて、想いを言葉にすることの力を身をもって実感しています。そして、素直な気持ちを正直に伝えることも不可欠だと感じます。
もし今、なにかやりたいことがあるけど一歩踏み出せないと悩んでいる方がおられたら、私と同じ質問を自分にしてみてください。それは新しい趣味かもしれないし、大きな挑戦かもしれません。あるいは、人間関係の悩みかもしれません。私の経験がどなたかの参考になれば幸いです。
プレマルシェ・オーガニクス店舗
小山 まゆこ(こやま まゆこ)
マクロビオティックの学習と実践を経験し、「食べたもので体は作られる」を念頭に食生活を大切にしています。お客様との会話がとても楽しいひとときです。