ゴールデンウィークに、地方に隠された宝物を選ぶグランプリ「にっぽんの宝物」に参加してきました。昨年の宮古島大会でのグランプリ受賞を受けての全国大会出場です。
見て・食べて・感じて貰えるように、身長を超えるサトウキビの茎を抱え、来場者にかじっていただくサトウキビスティック1000名分を持ってイベント会場入りしました。
プレゼンテーションでは、試食案内も含めて、ビタミン・ミネラル豊富な生鮮野菜としてのサトウキビの本来の美味しさを表現。現地での体験を再現するように、サトウキビスティックを、かじる〜搾汁したジュースを飲む+シークワーサ果汁を搾り入れる〜さまざまな黒糖に焚く(この日は純黒糖・ピーナッツ黒糖・チョコ黒糖の3種)、それから黒糖を分蜜した黒糖蜜とキビ砂糖までを試食ご案内しました。
そして、ショ糖成分のみを抽出した精製糖にはミネラル分などは残らず、原料が甜菜由来(国産原料の8割)かサトウキビ由来(同2割)かすらわからない、素材の個性が活かされない使い方を勿体ないと感じていること。だから、有機サトウキビ栽培から始めて、加工製品を作りながら、体験案内などを通じて伝える仕事をしていることを伝えました。短時間ですべてを伝えきることはできませんでしたが、取組み評価を頂いて、敢闘賞を受賞しました。また新たな種蒔きができたと感じています。これを励みにますますがんばっていきます。最後にプレゼンテーションの最後部分を引用します。
移住したてのころに感じた感動を、同様に味わってもらえるよう、島の魅力を案内します!
礎である、先人が育み・守ってきた宮古島の自然・文化資産に敬意をもって感謝します!
オルタナティブファーム宮古代表
松本 克也(まつもと かつや)
自動車メーカーなど14年の研究職を離れ、2012年5月に家族4人で宮古島に移住。
約1万平米の畑で主に有機サトウキビを栽培し、黒糖蜜やキビ砂糖などの加工品を製造。
畑で黒糖作りが体験できるプログラムも準備中。
その他、有機バナナの栽培、未完熟マンゴーの発酵飲料の製造に携わる。