気づきがかえる自分をかえる世界がかわる

【Vol.13】毎日の食事が人生を、そして世界を変える 第7回(最終回)

03ki_07.jpg厳しく、妥協がなく、しかし優しさに満ちた市川式お手当て
生きる決意をした人々を全身全霊で支える市川加代子先生のあふれ出る愛の源を全七回連載でご紹介します。

シリーズ2
-毎日の食事が人生を、そして世界を変える-
【第七回】シンプルな食事が感謝の心を育む

 例えば肌荒れにしても、状態には波があって当たり前。体は常に同じ状態を保とうとするが故に変化が生じる。例えば甘いものを食べると肌荒れがひどくなる。砂糖が体内に入る前後で体を同じ状態と保つために、肌は荒れる必要があるのだ。

 既に原因に気づいていても、まだ甘いものに手が伸びる。そんな今の状態は何なのだろうと自分を見つめてみることが大切だ。甘いものが欲しくなるのは、もしかすると体がリラックスしたがっているからなのかもしれない。すると、本当に欲しいものは甘いものではなくリラックスだったということがわかる。それなら違うものでリラックスさせればどうだろう。このように、自分にとって本当に甘いものは必要かどうか、別のところに原因がある可能性に気づくことも大切。しばらく甘いものを絶って、久しぶりに食べてみると「こんなものがよかったの?」と、嗜好が変わっていることもよくある話だ。

 乾いたままの千切り大根や玉ねぎ、人参などに昆布を一枚、お鍋で煮て最後に少量のお醤油を加える。するとお野菜の自然な甘みが広がる煮物になる。エネルギー源である糖質は大事なものだが、酵素を含んだ多糖体を摂るべきだ。口にちょっと美味しい砂糖にはカルシウムやビタミン、酵素はなく、むしろ体からそれらを奪ってしまう。

 シンプルな食事を心がけ、食物の命をいただいているということを意識すれば、感謝の心が芽生え、自然に手が合わさってくる。甘いもので体を傷つけているとそういう感情が湧いてくることはない。「のぎへん」に口と書いて「和む」。花粉科植物を口にすると心が和むというのはよくできているとつくづく思う。

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【Vol.12】毎日の食事が人生を、そして世界を変える 第6回

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-毎日の食事が人生を、そして世界を変える-
【第六回】問題なのは病気の名前ではない

 玄米食に切り替えると状態が悪くなることがある。それは排毒なのかもしれないし、悪化し続けるなら体質に合っていないのかもしれない。その間は、自分の体の反応を注意深く観察する必要がある。

 排毒作用で挫折する人もいるが、「薬瞑眩せずんばその病癒えず」とは孟子の言葉。薬には好転反応があり、それを経て治っていくのが真の治り方だという。玄米食を始めたら四ヶ月は観察してみる。すると、十あった症状が七になり、五になり…と変化してくる。

 反対に、「何も好転反応がない」と不安がる人がいるが、それは自分が予期した変化がないだけのこと。必ずしも一旦悪化するとは限らない。目覚めがよくなった、体温があがった、便が良く出るようになったなど、劇的でなくても別のことで変化は起こっているのに、焦点が向いていないから気づかないだけ。五感を磨いて変化に注目することが大切だ。

 ちなみに体温上昇は、気づかない場合が多いもののとても前進的な変化だ。人間の体は、体温36・5度で酵素やホルモンが機能する。ところが体温が低いと脳の伝達物質はじめ体内の各酵素が出ないので、体は正常に機能しない。

 いつも、困っていることに焦点を向けるようにと伝えている。冷えて困るのであれば、冷えをとる方法を考え実行する。汗をかかないなら汗を出す。このように、まずは何に困っているかを知ることが大事。病名をつけてもらって安心する人がいるが、病気が何かわかっただけでは治らない。例えば、癌患者は毎日癌で困っているのではなく、冷えや、痛みで困っている。痛みをお手当てで楽にしながら、根本的な原因を排毒することが大切なのだ。

次回に続く・・・

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【Vol.11】毎日の食事が人生を、そして世界を変える 第5回

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-毎日の食事が人生を、そして世界を変える-
【第五回】まずは要らないものを捨てることから

  最も印象に残っているのは、全身包帯姿の重度のアトピーの女性だ。首を横に向けることもできないほどだったが、約一年間、海草やニンニクのお風呂に入り、手足の温浴をし、食事を変えると、性格までも変わってきた。ある日、彼女は今まで一度も父親に「おはよう」をいったことがなかったことに初めて気づいた。言いたいけれど言葉が出ないこと数日、「今日は絶対に言うぞ!」と気合を入れて「おはよう」といえた瞬間、世の中がパッと明るくなったという。体が病んでいると心も病んでしまう。「初めて両親に感謝できた」と彼女は笑った。

  ミイラのように包帯をグルグル巻きにした三歳の子は、お腹もポコッと出ていて栄養失調の状態。母親はその子が生まれて一度もぐっすり眠ったことがないという。父親はいつもイライラして暴力的で、「玄米食なんかで治るか!」と、ジュースやアイスを買ってくる。お宅に伺ったとき、上の子が冷凍室からアイスクリームを出して食べようとするのを見て、「治ったらみんなで食べよう」と目の前でゴミ箱に捨てた。協力しあうことを家族と十分話し合い、要らない物を捨てて再スタートした。

  小豆島での合宿の際、この母親の苦労を目の当たりにした。「この子を殺したいと思ったことがある」と以前いわれたことも、さも有りなんと思えた。シーツはあっという間に膿や剥がれた皮膚でドロドロに汚れてしまう。さらにこの子は布団を見ると怖がる。母親が布団をかぶせて殺そうとしたことを覚えているからだ。親も子も本当につらいんだということを見せつけられたが、捨てることから全てが始まるということを再確認した体験だった。

次回に続く・・・

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