フェムケアのなかでも、ぜひ積極的におこなってほしいと思うのが「膣トレ」です。特になにかに困っていることがない方でも、何歳の方であっても、特におすすめしたいフェムケアです。

「膣トレ」というワードですが、正しくは「骨盤底筋群のトレーニング」のこと。膣まわりの筋肉全体を柔軟に鍛えていくことで、尿モレや臓器脱予防になるだけでなく、ナプキンをあまり汚さなくなる「おんなのこスキル」が身につくことにも役立ちます。また、実はこの筋力が女性の性的快感にもつながってくることなので、とても大切です。すぐに始めてみましょう。

膣トレの具体的な方法

いくつかの方法があるので、自分に合ったトレーニング方法をみつけてみてくださいね。

①ヨガ・ダンス・武道など
ヨガやピラティス、ダンス、武道などを習っている方は「お尻の穴をしめて」と指導をされることがあるのではないでしょうか？　骨盤周りの可動域を広げ骨盤底筋群をつけなければ、ダンスや武道などの基本姿勢が美しくしなやかにおこなえないため、必須となる筋力でしょう。プロに習うことで効率的に身につけやすいと思いますが、気軽に自分でやる方法としては、例えば好きな音楽に合わせて膣まわりに力を入れたり緩めたりして、リズミカルにエクササイズするのもよいかもしれません。

②呼吸イメージ法
呼吸に合わせて（吐きながら）膣を閉じ合わせ、そのとき良い「氣」が膣口から入って上がってくるイメージをしながら体軸を意識していくトレーニング方法です。短く７回締める・少し長めに３回・最後に１回だけ長く締めながら「氣」が背骨を通って頭上から抜けていくイメージをするという３パターンの方法があります。

③グッズを使う
近年では膣トレインナーボールなどさまざまな種類のものが販売されるようになりました。重りが入っているシリコンボールを膣内に入れ、ジェルなどを使ってそれが重力に負けて落ちて来ないようにキープするというトレーニング方法です。物理的に膣のゆるみ具合がわかりやすいということで人気のようです。しかし、膣内に異物を入れることに抵抗がある方もおられるのではないでしょうか？　布ナプキン『うふふわ。』には、膣トレ用の布ナプキン「リーフ」があります。これは膣口に軽く挟み込んで使います。当たっている感覚があるので、膣周りに意識が向けやすくトレーニングになるという優れもの。生理の「お姫さまの日」を膣トレのチャンスにする発想です。経血はナプキンに吸収してもらうのではなく、自分の筋力でキープし、ちゃんとトイレで排泄する「おんなのこスキル」を身につけると、とても楽になります。

閉経されている方も普段から、膣トレとしてこのリーフを１時間ほど挟んで落とさないよう意識してみてください。力の入れ方が実感できるようになると、トレーニングも楽しくなってきます。楽しくないと続かないですものね♪　ぜひ、ニコやかにチャレンジしてみてください。

膣トレは毎月無料で教えていますから、興味がある方はオンラインお話会へお越しください。