市販のパンの食べ過ぎで吹き出物を作ってしまった長男に贈る『米粉パン』レシピ。粉類の計量さえしておけば、食べたいときに豆乳を混ぜ、後は炊飯器任せという手軽さ!　アルファ化米粉で作る米粉パンは、冷凍保存しても自然解凍でふわふわ食感に戻るのが特徴です。

<材料> 10合炊き炊飯器1個分

・米農家自慢の米粉パン用ミックス粉…250g
・むそう 有機てんさい糖(またはお好みの砂糖)…大さじ2～3
・アリサン ベーキングパウダー…大さじ1
・キパワーソルト(自然塩)…小さじ1/4
・無調整豆乳
またはお好みのナッツミルクやライスミルク…320〜340g
・オーサワのなたねサラダ油(または溶かしたココナツオイル)…大さじ1
・アリサン バニラエキストラクト…小さじ1

<つくり方>調理時間:30～40分

(1)(A)の粉類をボウルまたは炊飯器の釜に入れ、泡だて器で混ぜ合わせてから(B)をすべて加え、ダマがなくなるまで手早く混ぜ合わせる。
(2)(1)を炊飯器の釜に流し入れ(釜で混ぜ合わせた場合はそのまま)、炊飯器の高速コースまたはケーキコースで炊く。
(3)炊き上がり、表面が乾いて竹串を刺してなにもついてこなければ出来上がり。表面がまだべっとりし、竹串に生地が付いてくるようなら再度スイッチを入れて炊く。

※圧力炊飯器の場合は膨らまない場合がありますので、蒸気の立った蒸し器で蒸すか、オーブンのスチーム焼きコースをご利用ください。

受け継ぐもの

先日東京で、東京在住の実弟(48歳)ファミリーと社会人1年生の長男(23歳)を交え、食事をしてきました。長男はIT系企業に勤め半年余り。最初の自信は簡単にくじかれたようで、日々の苦労話に同業者で経営者でもある実弟からは厳しいアドバイスが飛びます。長男の頬には今までなかった吹き出物がチラホラ……私の手料理で造られた身体は、彼自身の選んだ食べ物由来に入れ替わったのだと理解しました。

「今度はお正月にね」と長男と別れ、私は実弟宅に宿泊するため車で移動。ところが長男に渡したはずのお土産が座席に残されており、一同「アホやなぁ」笑。そして実弟宅に到着した途端、知らない番号から電話が。長男「母さん?　スマホ車に忘れたみたい」。私「え?　じゃこの電話は?」　長男「歩いてる人に借りたの」。しかし車にスマホは残されておらず……長男のスマホに電話をしてみると道で拾ったという方が出てくれ、待ち合わせして無事受け取れたのです!! 　長男「東京は良い人多いわ。実はスマホ落とすの今年3回目やねん」。その不甲斐なさを、関西人らしく弟ファミリーと「ほんまアホやなぁ」と散々嘆きました。

翌日、私は大切な方に会うため千葉へ高速バス移動。待ち合わせのカフェでお土産を渡そうとスーツケースを探すも……ない。あっ!!　高速バスに忘れてきたっ!!　血は争えないようで……「アホやなぁ」がリフレイン。身体中の細胞が入れ替わっても動的平衡で結局は性分までも複製されるのでしょうか??(息子よ許せ!)この後、お世話になっている木更津の燻製オイル屋さんへご挨拶に。「京都のお土産があるねん〜!」と笑顔で言うも、お土産はスーツケースの中……つい数時間前のことを忘れており「アホやなぁ×2」。しかもその後、京都への帰路、さらなる「アホやなぁ」事件が私を待っていたのです(新年号に続く)。