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楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

続・パパの産休&育休

投稿日:

改正育児・介護休業法、やはり話題になってますよね。これまでの男性の育児休業って実際どのくらい取られていたのだろうと思って調べてみると、20年度に育児休業を取得した男性は12・65%。たった1割なのに過去最高なうえ飛躍的な伸びだったとまでいわれているので、その前年も見てみました。すると19年度は7・48%。確かに伸びているけど、前提がとても少なかったのだと理解しました。

その少ない取得経験者へのアンケート調査がありまして、男性の育休取得者の9割以上は、取ってよかったと回答しているようです。育休をきちんと取ることで、子どもへの愛情も深まり、父親としての意識も高まり、配偶者との関係性もよくなったそうです。最後の「関係性」ですが、子どもができるとワークライフバランスが変わるのは男女ともに同じですが、父親のほうがどうしても後手に回りがち。赤ちゃんが小さいときに、母親が父親を見限ると、そう簡単にリカバーできないと思ってください。母乳を出すのだけは母ひとりの出番ですが、父親は自分のできるその他多くのことでしっかり参加したほうが、家族内の人間関係において超絶プラスだと思います。

じゃあ、新生児の父親になにができるかというと、新生児期は、一番に、家事サポートです。産褥期の母親の家事はゼロが当然。親族やお手伝いのどなたかがいない場合は、産後最低3週間、できれば1か月、掃除・洗濯・料理は父親がぜんぶやってください(だから産休や育休を取る必要があると思う)。妊娠中も、父親がそれ以前より家事に積極的に参加したり、お手伝いの人の手配を担当したりすると、すごく感謝されると思います。

「ちゃんと見る」の違い

父親にできること、してほしいことをさらにあげると、母親の要望があれば、赤ちゃんを「ちゃんと見る」があります。この「ちゃんと見る」の定義が父と母で違う話をよく聞くんです。例えば母親がお風呂に入るとき、母は赤ちゃんが離れたところで泣いているのが聞こえるとリラックスできないので、できるだけ赤ちゃんを泣かさずにいてほしいのですが、父親は、泣いているのをただ「見てるだけ」。「見ててって言ったでしょ」「いや見てたよ」という類のやりとり、ありがちです。生まれて間もない子どもの泣き声に母親が敏感なのは動物として当然と思い、赤ちゃんが正式に泣いたら、ちゃんとあやすのが正解です。父親も必要ならすぐに抱き上げられるくらい、赤ちゃんとの生活に慣れたいですね。

さて、ここで「正式に泣いたら」と書きましたが、ちょっと泣いたくらいでいちいち抱き上げるのは逆効果なときがあります。赤ちゃんは、睡眠のリズムも学んでいる最中なので、本当に起きたわけじゃなくて、なにかの刺激に反応しているだけのことがあるんですね。だから「見てるだけ」と「ちょっと待つ」の見分け方のすり合わせは有意義かも。こんな感じだったよ、と、夫婦で話してみるのが、育児ばかりか関係性にもいいかもしれません。

最近、男性の育休取得率が8割を超えている北欧の国の話として、「男性の育休取得は権利」だと考えられていると聞き、感銘を受けました。ぜひこの権利を行使して、人生を豊かにしてほしいです。赤ちゃんの期間は短く素晴らしい。その期間に親が得られるものはすごく多い。せっかく親になるなら、目一杯権利行使しないともったいないですよ!

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続・パパの産休&育休

- 楽だから自然なお産~高齢出産編~ - 2022年5月発刊vol.176

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