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くま先生のすこやか診察室

「子どもも親も、家族みんなの笑顔と幸せのために」総合医療くま先生からのメッセージ

統合医療やまのうち小児科・
内科医師

山内 昌樹 (やまのうち まさき)

小児科医として勤務していたが、西洋医学の素晴らしさを感じつつ心から望む医療と現実のギャップに悩み、軽度のパニック障害を経験。YHC矢山クリニックで小児科 を担当し、病気の真の原因を学ぶ。お母さんの自己肯定感を取り戻すことが家族みんなを笑顔にし世界を平和にすると確信している。
〒849-0915 佐賀県佐賀市兵庫北5丁目8-7-2
0952-33-8500
http://www.yamanouchishounika.jp/

心を満たす

投稿日:

日本人の多くは、いつもなにかに追われているようです。長期休暇でも、日本人は海外の人にくらべて、ゆっくり過ごすということが苦手で、予定を詰め込む傾向にある、という話は昭和の時代から続いています。そういう僕もせっかちな性格で、暇な時間ができても「なにかしなければいけないことはなかったかな?」とソワソワします。また、暇な時間を埋めるためにスマホで動画を視聴したり、漫画を読んだりしてしまいます。とはいえ、以前に比べると心のなかの焦りは減ってきました。いつごろまでだったか忘れましたが、以前は「人生とは永遠に続く階段を登っていくようなもの」と思っていました。心の勉強をするようになって、その呪縛から解き放たれています。開放された直接的な原因があったわけではありませんが、気功の練習をしたり、ヨガをほんの少し経験したときに「本当のリラックスって難しい」と気づいたことが、一つのきっかけになったかもしれません。緊張を完全に取るためには、体だけでなく心も重要だとわかりました。

人間は人生に意味を見出したい生き物です。日本人は真面目な人が多いので、その傾向が強いのだろうと思います。世界的に見ても日本人の真面目さは際立っているように思います。電車の遅延も日本は飛び抜けて少ないと言われています。ここまでの病的な几帳面さは、利便性と引き換えに「生きづらさ」を増やしているように感じてしまいます。

古代ギリシャの偉大な哲学者であるソクラテス先生は「無知の知」(自分がなにも知らないということを知る)の重要性を説き、真理を探求しました。ソクラテス先生の名言に「ただ生きるな、善く生きよ」という言葉があります。私たちに道徳的で意義深い人生を送ることを求めています。こうした哲学や宗教などが、社会により良い影響を与えたことは間違いないでしょう。しかし、日本の今の状況はやや行き過ぎに感じます。自分が「善く生きる」のは素晴らしいことですが、それを他人にも求めてしまうと、とても窮屈な社会になります。同調圧力の恐ろしさはコロナ禍で思い知らされました。「ただ生きるな、善く生きよ」は「生きる(生命力を高める)ことは当たり前、そのうえでさらに善く生きよ」という意味ではないでしょうか。

望んだ形ではなくても愛はある

生命力を高めるためには、「リラックス」することが大切です。完全な脱力をするには、体も心も完全にリラックスする必要があります。それを阻止しているのが「もっと善く生きよ」という気持ちです。前出のように、私たちは常になにかしなくてはいけないという気分に追い立てられています。日本人に多い同調圧力も一因になっているようです。そのうえ「もっと」という欲がからむと、さらに緊張が増えてしまいます。もっと欲しいの根底には「満たされていない」という思い込みがあります。リラックスするには「満たされている」ことに気づく必要があります。満たされていると感じられるとなにかを追い求める必要がなくなり、本当のリラックスが訪れます。

満たされなさの一因として、親からの愛が考えられますが、今生きているということは、すでになんらかの形で愛をもらっているということ。しかし、「自分が望む形の愛がもらえていない」と感じると「満たされていない」という不足感が生じます。「あれも愛の形の一つだったのかもなぁ」と親の愛を探してみてください。親の愛が見つけられない場合は、宇宙の愛を感じてみましょう。あなたが今ここに存在すること、空気を吸って、ご飯を食べていること、あらゆることが宇宙の愛の表現です。今回のアファメーションをお伝えします。「余裕もあるし、ゆとりもあるし、満ちているなぁ」と唱えてみましょう。

- くま先生のすこやか診察室 - 2025年1月発刊 vol.208

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