女性にとって価値あるひとときを提供したいと思っています
アルテミス
中野ようこさん |
20年ほど前、アメリカ滞在中にオーガニックスーパーで見つけた可愛いネルの布。日本ではまだ「布ナプキン」というものが流通していなかった頃のことです。なんとなく買ってみたものの使う勇気もなく、大切にしまい込んでしまった一枚が、中野さんと布ナプキンとの最初の出会いでした。
日本に戻ると、布ナプキンを個人輸入して使っているという友人がいました。「布ナプはいいよ」という彼女の言葉でようやく使い始め、その使い心地に感激したものの、「わざわざ輸入しなくても…」と思い始めた中野さん。「そうだ、私が販売してみよう」と思い立つまでに時間はかかりませんでした。
もともとアレルギー体質で子どもの頃からぜんそくやアトピーに悩まされてきたこともあり、環境カウンセラーとして数々のワークショップを主催し、10年前には、当時はまだ珍しい紫外線問題を取り上げた著書も執筆。子ども達を守る役目を担う学校の先生方に紫外線の危険性を理解してもらいたくて書いた自費出版の本でした。今ではお医者様や大学の先生方も紫外線問題を取り上げるようになり、「紫外線を避ける」ことは私たちの暮らしにも浸透しつつあります。
紫外線問題の次に中野さんが掲げたテーマは、「こころとからだでエコロジーを考える」。
女性の視点、母親の視点から向き合うことで、現代社会が抱える数々の問題を解決する糸口が見出せるのではないか、と考え始めたのです。そして布ナプキンを普及することはまさしく、「こころ」「からだ」「エコロジー」というテーマを包括しうる、意義ある活動でもありました。
当初は小さなコミュニティ内での需要のみでしたが、そのお陰でじっくりと改善を繰り返すことができました。そして品質の高まりと並行して布ナプキンの知名度も少しずつ広まり、取り扱いをしてもらえるお店も少しずつ増えてきました。
が、広まってきた喜びの反面、消費者の不安な声も届きます。「本当に漏れません?」「ずれませんか?」「何枚揃えるべき?」最初の一歩に勇気がいることは自らが経験済み。だから決して「こうじゃなきゃだめ」という説明はしません。
「何が何でも布ナプで!」と張り切る必要もないし、使えるときに使えばいい。むしろ自分の体と心の状態にこそ素直になるべきでは?というのが中野さん流。お洗濯が負担に思うときは使い捨てタイプを使うのもアリだし、お仕事中は無理せず、帰社頃から朝まで布ナプで過ごすだけでも体への負担はだいぶ違うはずといいます。
最近は防水加工や柄物などのリクエストもいただいて嬉しいことなのですが、お客様のご要望に応えることには少々葛藤があるとか。環境問題も含め、本当に伝えたい、届けたい「想い」が、お客様のニーズを埋めて利益を生むための、いわゆるただの「商品」になってしまうことは中野さんの望むことではないのです。
「ピンク色の優しさ」はどうしても伝えたいし、お洗濯が面倒と言われたら、「面倒なお洗濯から見えるものはなにか?」ということを感じ取ってもらいたい。女性のこころとからだと環境のために提供したいと思っているものは大切にしていきたい、という気持ちを譲ることはできません。
「例えばお洗濯も、汚れを落とすことに集中せず、その時間を大切にしてほしいですね。 『今日の私はどんな感じだったかな』『ちっと疲れてるかな』等々、ナプキンを洗いながら、体調や気持ちの変化を振り返って自分自身を見つめる大切な時間として、そのひとときを味わって欲しい。ひと月に一度の繊細な時期だからこそ、手間と思わずに自分自身との対話を楽しんでもらいたい」
今後は、布ナプキンのお勉強会と称して、女性の体についてのワークショップも開催予定とのこと。普段は話しにくいテーマも、布ナプキンを媒体に心の問題も含めて気軽に話し合える機会、プレマでもぜひ一度お願いしたいなと思ってしまいました。
月の女神からの素敵な贈り物
「月の女神」アルテミスは、森を守護し、女性達に子を産み育てる力を与える守り神、そして目標を達成する強い意志の象徴として、古代ギリシャ以前より崇められてきました。
またアルテミス(ARTemis)の頭文字は、ART。芸術の心、想像と美を表しています。
女性が、そしてこの地球が、本来あるべき姿を取り戻してその「いのち」を輝かせるために、母性に加え強じんな意志の強さをあわせ持つ女神の力を、一人ひとりが手にして欲しい。そんな願いを込めて名付けられたアルテミスがお届けするのは、布製生理用ナプキン『月のやさしさ』。「体のリズムを感じ取り、体にやさしく」を大切にしていますから、こんなにも快適!と使い心地の良さにびっくりしていただけることでしょう。
かわいいピンク色の布製ナプキンは、肉体的・精神的なストレスを抱えながら現代社会に生きる私たち女性の心身の調和をうながすとともに、初潮を迎える少女達への素敵なギフトにもぴったりです。
生理の終わり頃に試してみると不安なく布ナプデビューできますよ。
月の周期にセンシティブになることで、自分のからだへの気づきが増えてきます。 |
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ソフトな肌触りの布ナプキンだから、お手入れもマザータッチでやさしく、が大正解。「マザータッチにつけ置きすれば完璧!」と、プレマ女性陣お墨付きのコンビネーションです。 |
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あなたがさらに美しく輝くために。ミッチェルメイの深い祈りは、ヴァイタシナジーを通じて女性の「性」にも働きかけ、女性として生を受けたことへの喜びを目覚めさせます。 |