ご好評を頂いている高品質ハーブ&スパイスティー“ハリシリーズ”。 その背景には、ヨガの伝統と瞑想が大きく影響しています。ハリシリーズを作るハリズトレジャー社では、全スタッフが瞑想を毎日の生活の一部に 取り入れています。 ぜひ日本のお客様に製品とともに、この背景についても紹介したいと、ハリズトレジャー社CEOのハリ氏が、11月に来日しワークショップを開催することとなりました。 このワークショップで紹介するのは、「サットナムラサヤン」として世界各地で学ばれている、瞑想にフォーカスした癒しのテクニックです。 「サットナムラサヤン」は、癒しの芸術とも言われ、ヨガの一流派であるクンダリーニヨガの伝統で磨かれ伝えられている、瞑想によるヒーリングテクニックです。 日本では初めて紹介する「サットナムラサヤン」ですが、日本在住の日本人としてこの学びを続けていらっしゃるのが、上東 里沙さんです。「瞑想」そして「サットナムラサヤン」とは何なのか、その一端をご紹介できればと、今回のインタビューとなりました。 インタビュアー:プレマ株式会社 経営企画室 久野真希子 |
久野:今回紹介する「サットナムラサヤン」には、どのような経緯で取組み始めたのでしょうか。ちなみに、ハリ氏は、人生初の失恋での苦しみをきっかけに、ヨガや瞑想を実践するようになったと聞いております。
上東:私はもともと、大学の建築学科を卒業後、会計の世界で仕事をしておりました。
クンダリーニヨガと出会ったのは(サットナムラサヤンは、クンダリーニヨガの究極の形とされています)、何か人生の答えをくれる人を求めて、ハタヨガで身体の軸、柔軟性を鍛え、呼吸法を通じて出会った「火の呼吸」( 呼吸法の一つ)、空手を続けながらも、何か物足りなさを感じている時でした。
この時の私は、人より美しくあることや、自分の人生は、男性のパートナーがあってこそ、という思い込みの中で生きていました。が、一方で、火の呼吸や空手をとことんやっても満たされない自分を感じてもいたのです。
そんな中参加したアメリカのクンダリーニヨガのワークショップでは、参加者が、みなとても平穏で愛に満ちていて、誰かに答えを求めている自分のいる場所ではないように感じました。場違いな自分に恥じ入り、最初逃げ帰ろうかと思ったほどでした( 笑)。
そのうち、「ただ自分自身でいればいい」空間が、とにかくとても居心地がいいことに気がつき、その秘密が、自分自身でいるための「瞑想」にあることを体感し、クンダリーニヨガとともに、その究極の形とされる「サットナムラサヤン」を学ぶようになりました。
瞑想を続け「サットナムラサヤン」の学びが深まるにつれ、瞑想を通じてヒーリングすることもできる「サットナムラサヤン」のテクニックを、自分と同じように、何か満たされない気持ちを抱えている日本の多くの方に紹介したいという思いにつながっていきました。
お断りしておきますと、「瞑想」は、○○式でなければならない、とか、ヒーリングは、この方法でなければならない、ということは、全くありません。それも、~でなければいけない、~しなければいけない、という不要な思い込みにつながります。
久野:自分自身に向き合う、ということで思い出しましたが、実は、私は、ハリ氏に何度かお会いしているのですが、そのたびに、「ごめんなさい」という気分になるのです。ハリ氏に対してではなく、あの「ごめんなさい」は、自分自身に対して感じる感情のようなんです。「ちゃんと自分に向き合ってなくてごめんなさい」という。
上東さんのように、ヨガを続けている方でも、最初逃げ出したくなったと聞いて、ちょっと安心しました(笑)
上東:久野さんもぜひ、瞑想続けてみてください(笑)
久野:はい、そうします。 瞑想は、自分自身に向き合うすばらしいツールと思いますが、上東さんご自身は、瞑想を通じて、どのようにして、感情に振り回されない「ゼロの状態」といわれる自分自身を感じることができるようになったのでしょうか。
上東:瞑想の本質は、「内なる探求」です。瞑想によって何をしているかというと、記憶や概念、社会環境によって作り上げられ、自分自身の内に記録された潜在意識のお掃除です。それは毎日歯磨きををするような感覚ですね。毎日生きている中で記録される、自分の内にある不要な思い込みを手放す作業ですね。
人は通常、出来事へのリアクションで行動を起こしますが、ヨギ(ヨガの修練者)は違います。
出来事に反応して、感情がわきあがってきたとき、何がそう思わせているのかということを掘り下げて、その感情を作っている根っこに何があるのかを見ていく。私も、瞑想を通じて、表面にある感情ではなく、その奥にある、感情をつくっている大元にあるものを手放すことを続けています。
私が手放そうと努力している一番大きなものは、エゴと執着ですね。エゴが出てきたら、ちょっと待てよと自分と向き合い、これはいらないなと手放す。~がいけないという判断ではなく、それが出てきた時に、これは自分にはいらないと手放す。ただそれを繰り返すと人はシンプルになっていきます。
シンプルで、ニュートラルな自分でいると、本当に素敵な体験をします。その体験をすると、生きていること、存在していることを通して、全てのことに感謝と愛が自ずとわき上がります。
この素敵な体験は、誰にでも、家庭でもできる「瞑想」を通じて得られます。
永いヨガの伝統で語り継がれた、「サットナムラサヤン」のヒーリングテクニックを、皆さまとこの日本の地で学べることに感謝します。
KRI認定国際 クンダリーニヨガ講師 「サットナムラサヤン」プラクティショナー 上東 里沙 氏 サンギータ・カー・カルサ(Sangeeta Kaur Khalsa) |
「サットナムラサヤン」に興味のある方のプレワークショップ開催!
「はじめてのクンダリーニヨガと瞑想」
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