累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

【Vol.79】よいお産とは?

投稿日:

 
ソフロロジーやヒプノバーシングなど、陣痛を前向きにとらえ、リラックスした穏やかなお産をするためのメソッドが注目されています。
自分のからだとおなかの子に向き合って楽しく妊娠生活を送り、自力で産めるからだ作りをすれば、前向きでリラックスでき、母子ともに実のあるよいお産になるはずです。が、思わぬ事態も起こりうるし、医療介入って緊張しやすそう。医療介入の可能性が高い人は、いつでもリラックスのスイッチを入れられる方法を、妊娠中にしこんでおくのも役立つはずです。
わたしは妊娠したお友だちには、フラワーエッセンスのレスキューレメディを、予定日前にも少しずつ、お産の最中にはあらゆる水分に入れてとってね、と、プレゼントします。
赤ちゃんの回旋など、分娩の経過は、自分のからだの位置でイメージできるとベターです。お産がまったく痛くなかったと言う人もいましたが、普通は痛い思いもするので、全体の見取り図がわかっていると気が楽です。
陣痛逃しの技で、周囲で好評なのは、お風呂に入ること。ぬるめのお湯につかって、痛みがきたときにおなかが水面までふわーと浮かぶように脱力すると、楽になるし、お産も早く進みます。長風呂になりがちなので、脱水予防に、水分をもって入ってくださいね。さらに、痛みがきたときに、寝たまま手は頭の上、足はまっすぐ、全身うーんと伸びるのも、すーっと痛みが指先から抜けていき、わたしは楽でした。腰を振るなどのハードな動作は、ずっと続けるのは難しいので……。
でもみんな、お産の痛みはすぐに忘れます。会陰切開の傷のほうが、いつまでも痛む印象が強いようです。 リラックスしたお産ができれば、会陰も伸びやすいはずですよね。会陰ののびをよくするマッサージもありますから、順調な方は、助産師さんに聞いてみてください。

アメリカでは最近、へその緒を切らないお産まであるそうです。つまり赤ちゃんは、へその緒が落ちるまで、何日か胎盤をつけたまま……。それは動物として理に叶わないのでは? 動物としての人間は胎盤をどうすべき? と何人かで話していて、食べる、で、意見の一致をみました。
実際食べたほうが産後の肥立ちがいいとの話もありまして、わたしも助産院で、自分の胎盤を少し食べてます。なんかすっごい新鮮! なものでしたよ。トライできる環境の方は、試してみては? 
最後に、最近は、産後赤ちゃんをすぐに洗わないこともあります。「赤ちゃんにやさしい病院」で産んだ人が、日々の沐浴もなく、退院前に初めて洗われたと言っていました。母と離されることや沐浴そのものが、赤ちゃんにはストレスなので、沐浴しないほうが経過がいいからだそうです。
子宮内より外気のほうが寒いから産湯を使うという話もあります。が、ちゃんとくるんだり母が抱いてあげれば、寒さは防げる気もします。母が妊娠中の食生活や冷えに気をつけていれば、産まれた赤ちゃんはひどい胎脂まみれにもならないそう。それに、わたしの手についた娘の胎脂は、すぐに染み込んで消え、その手が驚くほどしっとり潤っていたのを、今でも覚えています。赤ちゃんは皮膚が薄いというなら、あのたぐいまれなる保湿成分は、洗ってとるのはもったいないのでは? 産後すぐの沐浴は、会陰切開など医療介入の影響下にある、ルーチンワークなのかも? すぐに洗う予定の方は、一度ご検討いただいてもいいかもしれないです。 
実は、うちの下の子は、しばらく沐浴させませんでした。母一人での沐浴がきつかったのと、毎日の沐浴の必要性が、自分の中で疑わしかったので。
結果、新生児の自浄作用は素晴らしかったです。おしりやおまたは適宜拭きますから問題なし、からだや頭に不潔感は生じませんでした。
赤ちゃんの脇の下や鼠蹊部などにこびりついた脂肪は酸化してかぶれるのでとったほうがいいそうですが(とはいえ無理にこすらないで!)、沐浴が母の仕事になるお宅は、いっそ省いて、母の産後の腰をかばうほうが、メリットありそうです。
産後に無理をすると、更年期にツケがくるんですって。少なくとも産後10日は寝て過ごせるように、気合いを入れて事前に環境を整えてくださいね。節目節目で、整体でも整骨でも、腰の骨のつき具合をみてもらうのも大事です。
それでは、よいお産を!

お産経験者にもっぱらの評判のレスキューレメディの詳細はこちら>>
ご質問などは info@prema.co.jp までメールにてお問い合わせください。

『子どもを守る自然な手当てだれでもできるおうちケアの技』
出版:農山漁村文化協会
編集:山口温子、望月索

望月 索(もちづき・さく)

5歳と2歳の2女の母。不摂生も極まった37歳で妊娠。高年出産のうえ当然のようにトラブル妊婦だったが、産婦人科の方針とソリが合わず、近所の美容院で助産院なる存在をたまたま知ったことで、自然分娩へと舵を切る。
トラブル妊婦が自然分娩できるからだを作る過程でライフスタイルは真逆に変化。気づくとハードコアな自然派お母ちゃんに。
編集、ライター、プレマの東京スタッフの1人。

- 楽だから自然なお産~高齢出産編~ - 2014年4月発刊 Vol.79

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ