累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

人生がときめく分娩のひけつ

投稿日:

無痛分娩って?

妊婦さんから、無痛分娩についてご質問いただきました。「産むときにどれくらい痛い?」といった質問を受けることはありましたが、無痛分娩の検討材料を増やしたいというご主旨は初めてでした。さすが、統計上増えているだけある……!

この連載を長く読んでくださっている人は、わたしが医療介入のない完全自然分娩と、陣痛促進された医療介入あり分娩の両方を経験していることをご存じかと思います。促進されたのは第三子。その前2回の出産経験のぶん慣れているはずが、一番怖い、最後のお産となりました。機械に無理やり産まされるような、仮に4人目がほしかったとしても二度と産みたくないと思ったろうなぁ、というきついお産。なので、医療介入は最小がいいというのがわたしの立場です。

と、確認したうえで、無痛分娩には、無痛と和痛があり、陣痛を途中まで進ませる、和痛分娩のほうが多数を占めます。完全無痛分娩をめざした人に聞いた話によると、妊婦側に医学的理由がなかったからかもしれませんが、ずいぶん病院を探したけど近県になく、東京23区に部屋を借りて臨むくらい折り合わなかったそう。でも結局うまくいかず帝王切開になったとのことでしたね(術後はもちろん痛かったそうです)。類推するに、完全無痛を希望する場合は、病院とかなり話し合ったほうが、母にとって満足できるお産になると思います。

一番痛くないお産とは

無痛分娩先進国フランスで産んだ人によると、最初は麻酔なしで産むつもりだったけれど、陣痛が進むと無理無理無理!となり、和痛に切り替えたそう(ほとんどの人が和痛なので切り替えも簡単だったそうです)。その経緯があるので「あれ以上痛くなるなんて。3人も麻酔なしで産んで尊敬する!」とほめていただきました。

一方、痛いのが怖くて、第一子を和痛分娩で産んで、下の子(複数)を自然分娩で産んだ人の話も聞いています。比べてみると、和痛分娩のほうが痛かったそうです。なぜなら和痛分娩でも陣痛は痛いし、その痛みを自然分娩ほど忘れないから。

この、忘れる/忘れないという視点はとても大切で、完全無痛分娩にしないかぎり、結局陣痛は痛いんです。陣痛が痛い以上、きちんと脳内麻薬が出るお産のほうが、進行も助けてもらえるし、再び産む気になるよう、いい塩梅に忘れられるんじゃないでしょうか。

わたしの経験でも、陣痛は第一子のときが一番長かったし、仙骨のあたりが開くときがとにかく痛くて、辛かった記憶はあるけど、先輩がたから陣痛の逃し方を聞いていてなんとかなった。分娩が進んである地点を超えたときの、覚醒感のほうが鮮明な記憶です。痛いところはだからふっとんでる。第三子の医療介入のあるお産のときは、自分のペースを無視して陣痛が進む恐怖のほうをありありと覚えています。介入されたぶん、脳内麻薬の分泌が甘かったんじゃないかなぁ。

動物として不自然なお産が主流になったせいで、産みたい人が減ったのではないかとわたしは考えています。分娩は痛さを超えて、覚醒感や気持ちよさを伴うと聞いていたら、興味でると思うんですよ。だから無痛分娩の可能性を検討するより、自然分娩できる体をつくるほうが豊かな気がします。そのうえで不本意に感じる経験があったとしたら、そこには大切な学びが潜んでいるはずです。

分娩の大切なお守り。あらゆる水分に!

イギリスで70年以上の伝統がある花の療法です。依存性や習慣性もなく、世界60数カ国で多くの人々に愛され続けています。

バッチフラワー レスキューレメディを見てみる>>

人生がときめく分娩のひけつ

- 楽だから自然なお産~高齢出産編~ - 2021年6月発刊 vol.165

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ