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もうひとつの穴から覗いたら

視点を変えて心と身体を捉え直すボディワーカーのつぶやき

プレマ株式会社
プロモーションセクション
ボディワーカー

寺嶋 康浩 (てらしま やすひろ)

関西大学工学部卒。ディレクターとして企業の宣伝に携わる傍、
クラニオセイクラルやポラリティセラピーなどの療法を学ぶ。
身体と対話し身体から思考のクセや感情を解放していく独自のボディワークをUnfolding
Bodywork としてまとめ、個人セッションやボディワーカーの養成、ワークショップを開催している。
趣味はダンス、古武術。

「言葉」を身体で感じて使う

投稿日:

言葉は時代とともに変化するが、
ら抜き言葉は、身体のためにも「ら」を抜かない方が良い。

 

コンビニに行くと「レシートをご利用ですか?」と聞かれる。
鼻をかむには水分を吸収しそうにないし、メモをするにはクルクルして管理しづらい。
レシートをどう「ご利用」すれば良いですか?

と聞き返したくなる。
そもそも「ご利用」ではなく、「ご入用」の言葉の間違いなのだが、何となくこれを良しとしてしまっている雰囲気がコンビニの店員だけではなく、私のなかにもありそうだ。

子どもの頃、居酒屋デビューをしたら、「とりあえずビール」と並んで「おあいそ」という言葉を使ってみたかった。
なんとなく艶っぽい大人の世界に仲間入りするような特別な言葉に感じていた。
しかし、「おあいそ」の意味を調べてみると、「愛想尽かし」と出てくる。
食事の勘定をするときに、「おあいそ」というと、「不味かったので二度と来ない」と言っていることになる。
それなのに、多くの人が「おあいそ」という言葉を使い、それを受けて「喜んで」とか「ありがとうございます」と返答している。
なんとなくの雰囲気で会話が成立しているから面白い。

昔、コピーライターの重鎮の方に、文章が上手くなりたかったら、古典文学を書き写せと言われたことがある。
古典文学には手で書くことでわかる言葉の美しさや音、リズムの心地よさがある。
近頃、文章は「書く」から「打つ」に変わり、言葉の美しさや心地よさを感じることが少なくなった。
雰囲気で会話が成立するのは、体感を伴って言葉を使えなくなってきているのではないだろうか。

言葉は時代とともに変化していくものだと思う。
しかし、言葉にはその意味以上の力があると私は考えている。
例えば、「ら抜き言葉」は、身体のためにも「ら」は抜かない方が良い。
なぜなら、「食べれる」と「食べられる」を発音してみるとわかる。
「ら」が入っている方が、身体が緩んで胸(ハート)が開いてくるのがわかる。
ら抜きされる言葉は、受容的な場面や可能性を表現するときに使われることが多い。
言葉を通して身体を緩め、胸を開いていくことで、物事を受け入れたり、可能性を開いたりしているのではないか。

そんな私も、ら抜き言葉を使って妻に指摘される。
コピーライターなのにと驚かれるのだ。
生まれ故郷の和歌山弁だと言い張ってみるが、「普段、和歌山弁使ってないでしょ」と追い込まれる。
素直になれない自分とそろそろ「おあいそ」できないものか。

- もうひとつの穴から覗いたら - 2018年11月発刊 vol.134

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