また明日がくるということがうれしいと思える

投稿日： 2016年7月12日

入社して８月で３年になる南です。
その間に、奥さんと出会ったり、金魚を飼ったり、入籍したり、子どもができたり（10月出産予定）しました。

プレマに入社して良かったと感じるのは、入る前より幸せになっていることです。
何か特別なことがあった訳でもないのに（笑）、いつのまにか、幸せになっていた。
いつも人に幸せを分けてもらってばかりだなぁと思うので、早くこの幸せをいろいろな方へお返しできるようになればなぁ……と、日々思っている次第です。

大学時代は原子力社会学に興味があり、原子力施設が建設されている町へよく行っていました。
大学に入った理由が、「なんで原発みたいな恐いものが世界中にあるのか知りたい」ということだったのです。
そういうことを続けていきながら、卒業論文は上関原発（山口県に建設予定）を拒否し続けている、祝島に暮らす人びとのことについて、わたしなりに考えたことをまとめました。

思い起こせば10代は、怒り、悲しみ、憎しみが心にあふれていて、不登校、反戦デモ、反核デモっ子でした（汗）。
バラエティ番組をみても「笑ってる場合かよ！」と怒り、大人たちには不満ばかりぶつけていました。

そのころは、心の中には湧き出る泉のように平和がある。
ということが、よくわからなかったのです。
「自分だけが幸せでいいのかよ～。
その幸せは、どこかの誰かから奪ってきたものじゃないのかよ～」という感じでした。
一方の利益が他方の損失になるゼロサムの関係で考えていたのですね。

今そういうことは不思議と考えなくなりました。
いろんな人に出会い、旅をしているうちに、暮らしのなかにあるほとんどのものや関係は、誰かを幸せにするためにあると、考えられるようになったからかもしれません。
そして、そう思えるものを積極的に食べたり使ったりするようにしているからかもしれません。
プレマが関係する和のなかにいるからともいえるでしょう。

わたしはシェアハウスに住んでいるのですが（結婚後も住んでいて、それには賛否両論あります　笑）。
最近、遊びに来た友人と話していて、「いま考えている『自己実現』は？」と聞かれたときに、「明日も、いい朝日と夕日が見たいなぁ」と答えました。
最近、気になっている「エシカル」ということばとも関係しそうですが、きっと、それは、当たり前にあるものではなく、護っていかなくてはならないものなのかもしれません。