気がつくといつの間にか、なくてはならないものになっていた愛用のふりかけが、私にはあるんです。

　といっても、「食べる」ふりかけではありません。「言葉」のふりかけなんです。それは…「ありがとう」という言葉のふりかけ。

　まずは朝起きてカップに水を注ぎ、「お水さん、いただきます。ありがとう」。そしてベランダに出て、天に向かい手を合わせ「今日も一日ありがとうございます」。他界した家族（金魚）のお墓にも「今日も、一緒に生きてくれてありがとう」。こんな調子で、ものにも、いきものにも、ことあるごとに「ありがとう」を連発する一日がスタート。気づけばトイレで使うペーパーにまで「ありがとう」って言ってるんです（笑）。

　いつから「ありがとう」のふりかけが、なくてはならないものになったのか…プレマさんとのお付き合いからか、親友や小林正観さんに影響を受けたからなのか、言霊の力を信じてるからなのか…今ではわからなくなりました。でも「ありがとう」と口にすることを禁じられたら、一か月便秘状態になるような苦しさを感じて、やっていけなくなることだけは確実！だから外出先や、人と一緒にいる時は、ちょっぴり困るんですよね。いつものペースで「ありがとう」を連発していたら、変人扱いされること間違いなしですから（笑）。

　この「ふりかけ」を使っていると、どんなにしんどい時でも、「お蔭さま」に支えてもらっていることを感じます。大過のない中では、何となく幸せな心持ちになれます。冷え症の身体が、内側からほんのりポカポカしてくるのを感じます。家族と暮らす狭い１Ｋの我が家を、浄化してくれる感じがします。いろんな効能を感じる不思議な「ふりかけ」なんです。

　ほとんど無意識に「ありがとう」のふりかけを今日もあちこちにまき続ける。どこまでが本当の感謝で、どこからが祈りなのかもわからずに。それでも、この「ふりかけ」を使うことが、今の私にはとても心地よいことなのです。

樋口恵理子（読者ライター1号）

ノロウィルスがまた流行りだしたようです。　

　上からも下からも、とにかく排出させるらしいノロウィルス。今年も早速（？）罹ってしまった人が身近に現れました。

　早く治すためには、とにかく食べないことが大事らしいです。栄養になるものがなければすぐにいなくなってくれるのに、何かしら口にすると、それがウィルスにとっても栄養になって、症状が治まらないらしいのです。

　何につけ、「栄養をつけろ」と言われてきたので、「食べない」事って結構難しいですが、実は風邪の時にも栄養を摂らない方がいいみたいです。たとえ寝ていても、栄養をたっぷり摂ってしまうと内臓はフル稼働、休めることは出来ません。「休め」のサインは「全身で休め」のサイン。自分で感じることは出来なくても、内臓も一緒に休ませたいものです。

　職場でも、風邪を引いている人がいたので、一人一人に「栄養を摂らない方がいいみたいだよ～」とささやいてみました。「葱をたっぷり食べるのがいい」とか「首にタオルを巻いて寝るといい」などは、即「やってみよう」となるのですが、不思議と「栄養を摂らない」勧めには乗ってもらえませんでした。私もそうでしたが、風邪で調子が悪くても食欲の落ちない時は「食べてもいいんだ」と判断して、欲求に応じて色々食べてしまいます。でも本当は身体はヘトヘト。内臓もヘトヘト。なので「休ませろー」とサインを出し続けて、結果風邪が長引くということです。

　なんてことを考えていたら、先月号で石塚ともさんが、水だけ飲んでずーっと寝ていたと書かれていて、なんてタイミングがいいのだろうと思いました。さすがに何日も寝ていることを許される人は多くないと思いますが、風邪を引いたら思い切って食事量を減らし、梅干とお粥で過ごしてみてください。風邪が治まったら、身体もスッキリするというおまけがついてくるかもしれませんよ。

マスジマトモコ（読者ライター2号）