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楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

生まれる前から18歳まで

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母子手帳が変わりました

この4月から、「母子健康手帳」がリニューアルしています。今このページを読んでくださっている人のなかにも、新しい母子手帳を持つ人がいらっしゃるのではないでしょうか。妊娠すると自治体でもらえるなんて、自分が妊娠するまで知らなかったです。母子手帳は、全国共通の部分(前半)と、自治体ごとに作ることができる部分(後半)があり、自治体ごとに違うのも知りませんでした。つまり地域によって違いはあるのですが、よく見てみると、役に立ちそうな読み物ページがたくさんあります。母子手帳の使い方講習会があってもいいくらいの情報量なのに、読む機会があまりないんですよね……。

実際、わたしが、「あれ? これ使えるのでは?」と思ったのは、第二子の妊娠のときでした。読者へのサービスにあふれたページづくりではないので読む気がしない、という意見もありそうですが、ページをめくってみたら、妊娠や子育て中に必要な(と統一見解にされている)情報が、コンパクトにまとまっています。初産の人は全体像をざっくり把握するのに便利ですし、二度目以降の人は、自分の知識を更新するのに役立ちます。せっかくなので、妊婦健診の待合室などで、どこが変わったのかな~とめくってみてください。災害の備えや対策に関するページも新設されてるそうですよ。

母子か親子か

今回のリニューアルでは、名称を「母子」ではなく「親子」手帳に変えよう、そのことにより父親の育児参加をうながそう、などの議論もあったようです。実際父親向けのページも新設された模様。それはそれで納得ですが、健康リスクが高い母親の妊産期を支援する、という一番の目的にかなうには「母子」がいい、という意見もあり、「親子」をすでに併記している自治体もあるので、変更は見送ったとのことです。妊娠中は産婦人科でしか使わないので、この手帳の「母子」に違和感は、確かに抱きづらいかもしれませんね。

実際、持ち歩きの利便性を考えて、父親のページなんていらないから薄くしてほしい、という母親の意見もあるようです。アプリを導入している自治体も多いから、紙はいらないって人も増えてくるかも。アプリは予防接種のスケジュール管理に使えると聞きますし、併用は便利だと思います(任意接種は、わが子に接種させるかどうかを、一度考えてみてくださいね)。

ただ、手書きが残る紙には、紙の良さがあります。妊娠中は妊婦のものだった母子手帳は、産後はどんどん子どものためのものになります。健診結果を書き込み、予防接種の記録を残していくためのもの。それらの記録を参照する機会は、就学してからもわりとあります。母子手帳がなかったら、わたしはデータを散逸させたと思うなぁ。

また、リニューアルで、18歳まで成長の記録をつけられる作りになっているそう。これまでは、園、学校と、記録がバラバラしていて、よほど意識しないと統一できなかったものが、一元化しやすくなったということです。これ、親としても後からみると楽しいけれど、子どもが親になるときにちょっとした情報になります。「成長のくせ」みたいなものは親子で似ると思うので、いつどれくらい背が伸びるかとかが、予想しやすくなるはずですね。成長曲線は気にしすぎると呪縛になるので、そこは私たちの「成長の個性」の記録として。親子で活用を意識してみてくださいね!

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- 楽だから自然なお産~高齢出産編~ - 2023年6月発刊 vol.189

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