穀物、野菜、果物、豆など、人が食べる植物は多種多様です。今では植物の有用性が科学的にも解き明かされ、独自の機能性成分をもつ植物をスーパーフードと呼び、日常的に健康増進のために使われるようになっています。薬という字は、植物を表す「クサカンムリ」に楽しいと書きます。文明が発達して便利になるまでは、植物は体に良い薬の宝庫だったのです。つまり、植物を楽しく食べていれば(プラントベース)、それが薬となって、病気にならず、治癒を早める効果があったのではないでしょうか。
ところが、文明の進歩による生活環境の変貌で、現代人は忙しくなり、手間を省いた加工食品の利便性に頼るようになりました。食品添加物もその一つです。きれいな色のほうが新鮮で美味しそうに見えることから着色料が使われ、長く保存できることから防腐剤が使われ、早く安定的に作れることから乳化剤や安定剤が使われています。
そして、人は五感のなかでも視覚が優位なので、着色料による食品の見た目に慣れ過ぎてしまっています。どんな色や味、食感でも作り出せるようになると、いたずらに食品添加物に依存するようになりました。いってみれば社会が添加物ホリックになっていったのです。その最たるものが化学調味料です。特に化学調味料は、砂糖や油よりも味覚をマヒさせる作用が強く、それに慣れることは、本来の味覚を失うことになります。
情報社会の発達とともに、化学調味料を使用しない食品が市販され始めました。光りがあるから影がある。それらにはメリットがある分、健康に良くない点もあります。その影響についても研究が進み、見えなかったデメリットが顕在化し、隠されていた情報がオープンにされるようになりました。また、うま味を強化するのに代替品が登場したこともその一つです。たとえば、酵母エキスは少しの使用で強い味を生み出すので、化学調味料とまではいかなくとも、安価に製品を美味しくすることができます。酵母エキスは添加物ではなく食材ですが、自然界には存在しないので、体にそぐわない方も増えているようです。加工品の便利さに頼りすぎた結果、五感の感度が鈍ったとしても感性を研ぎ澄まして、今ある事態を乗り越えたいものです。
プレマがお勧めする「野菜ブイヨン」
台所は薬箱といわれるように、台所で新鮮な食材を愛情もって手作りすることで、家族のいのちが養われ健康が維持されます。そこには余計な添加物は必要ありません。プレマシャンティ®の「野菜ブイヨン」は化学調味料のみならず、酵母エキスやうま味調味料を含まない洋風だしの素を待ち望んでいた方から、好評を得ています。人工的な強い味を加えず、野菜のうま味を凝縮し、2種類の塩を合わせた「野菜ブイヨン」は、舌だけではなく体全体で味わえる設計です。ピラフやポトフ、カレー、シチュー、ロールキャベツなど、和洋中なににでも使えます。お湯に溶かすだけで手軽にスープが作れるのも便利です。ベジタリアンやビーガンの方、肉が好きでついつい食べ過ぎてしまう方の免罪符としてもお使いいただけます。
栄養が一番。食べることは救いです。おいしいものを食べると元気と希望が湧いてきます。明けない夜はない、夜明け前が一番暗い。巣ごもりが生み出した一家の団らんに流星のようにきらりと光る「野菜ブイヨン」を、ぜひ加えてみてください。