ふっくら優しい、どこか懐かしい。焼き時間の調整でしっとりたまごパン風・ふわっとビスケット風の2種類の食感が楽しめます。
<材料> 8個分
(A)混ぜ合わせておく
・米が旨い お菓子の米粉……100g
・アーモンドパウダー……30g
・甜菜糖(粉末)……20g
・バオバブフルーツパウダー……大さじ1
・ベーキングパウダー……小さじ1強
・自然塩……小さじ1/8
(B)混ぜ合わせておく
・無調整豆乳……60g
・有機メープルシロップ・ダーク
ロバストテイスト……40g
・ごま油きよら(太白)……40g
<つくり方>オーブンを200℃に予熱しておく
①(A)をボウルに入れ、(B)を加えてゴムベラで粉っぽさが無くなるまで混ぜ合わせる。
②天板にオーブンシートを敷き、①の生地をスプーンで8等分する。水で濡らした手で厚み1cm程度の小判型に成型し並べ、オーブンで約15分焼く。焼き色がついたら完成。
※ソフト食感に仕上がります。オーブンが常温になるまで天板ごと置いておくとカリッとした食感に仕上がります。
使用食器:森修焼 木の葉プレート
米粉と節句
節句(節供)ってそもそもなんだろうと調べるなかで「米粉」に関する発見がありました!
五節句とは、1月7日の人日、3月3日の雛祭り、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽のことで、季節の節目を祝う日本の伝統行事。旧暦におこなわれていたので現在の季節感とは1ケ月ほどずれます。お供物は菱餅・草餅・柏餅などの「餅」。9月の重陽の節供は「団子」。これは米の収穫前の端境期に割れた米や小米しか残ってないので粉に挽き団子にしたのだそう。新暦の9月9日は10月から11月に相当するので、地域によっては新米もあったかもしれないけれど、この時期に団子を供えるのはなんて理に叶ってるのでしょうか! 本来の日本らしい「米一粒も無駄にしない」暮らしの姿勢を垣間見れ、なにかDNAの疼きのようなものを感じたんです。
夏には米騒動があり、だれもが流通や構造に疑問が湧き、生産者さんのギリギリの苦労と努力に支えられている現実を知りました。小麦消費量に押されて米消費量が減少するなか、対策として米粉が再び脚光を浴び、米粉祭り状態です。小麦粉の代替・グルテンフリー食材としての広がりです。米粉パンにお菓子・料理にいたるまでバリエーションは無限。特に米粉パンレシピの進化には目を見張るものがあり、食感も泡立った餅からブレッドと呼べる直前まできています。素晴らしいことです! これは米一粒も無駄にしない日本人の感性と知恵の延長線上にあるべきです。
製粉技術が進化し、目的に合わせた米粉製品がどんどん登場している今。さまざまな食材と融合し、日本の感性を次世代に受け継ぐべく、日本ならではの米粉カテゴリーを生み出せると思っています。
そして、その先頭ランナーがプレマさんであることを予言しておきます!