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【Vol.105】水系のことばに学ぶ

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一枚の紙に雲を見る

20代の前半から、精神を鼓舞されることばに出合うと書き留め、
ノートに写したりしてきました。

「ことば貯金」と呼んでいます。

書き留めてきたことばが知らないうちに口座にいっぱい貯まり、
満期を一斉に迎えているように感じています。

「ことば貯金」がいまの私を支え、
エッセイや企画書などを書く際、とても役立っています。

この10年ほどは書き留めてきたことばを独占せず、みんなにも活かしていただきたく、
自著やブログ、メールニュース、フェイスブックで公開。

すると、またしあわせがやってくることを実感しています。

放てば満てり、ですね。

今回は、ぼくのことば貯金のなかから、「水」をキーワードで検索。

水にまつわるものをいくつかご紹介しましょう。

15年以上前、「一枚の紙に雲を見る」という表現に出合い、ハッとしたことがあります。

紙があるということは、原料となる木があるということ。

木があるということは、それを育むいのちの水があるということ。

水があるいうことは、それを降らせる雲が空にあるということ。

雲なしには、水はなく、水なしには、木も紙もない。

一枚の紙から、雲にまで想いをめぐらせるとは!

「飲水思源」もすてきな語ですね。

水を飲むとき、それをもたらしてくれた山の水源や井戸を掘ってくれた先人に感謝する。

いま、大事なこころがここにあるようです。

漢字ってすごいですね。

同じく漢字ですが、風水の本で、「蔵風得水(風を蔵し水を得る)」
ということばに出合い、インスパイアされました。

とても重要な考え方だと思います。

水や光や風ぜんたいがわたくし

「箸よく盤水を回す」もすてきなことばです。

盤水、つまり、たらいの中の水をお箸1本で回すこと。

たらいの水をお箸で回しても最初はお箸しか回りません。

でも根気強く回し続けていると、やがてすべての水が回りはじめ、
大きな渦となっていくのです。

こんな時代だとあきらめないで、各自の箸をコツコツ回していきたいですね。

最後は宮澤賢治さんの詩にあることば、

「じつにわたくしは水や風やそれらの核の一部分で/
それをわたくしが感ずることは水や光や風ぜんたいがわたくしなのだ」

は、ほんとうにすてきなメッセージだと思います。

いくつか紹介しましたが、いかがでしたか?

いま、ぼくがめざすのは、「言葉による世界デザイン」です。

世界はいま台風前の海に漂っている小船ようです。

空には黒い雲が立ちこめ、北極星も見えないし、
灯台の灯りも見えず、向かう先がわかりません。

船にあるはずの羅針盤も壊れていたり、海に落としていたり。

そもそも羅針盤を積んでいないようなのが世界の現状だと思うのです。

そんななか、ぼくは市民発の日本ビジョンを、
世界ビジョンを提示していきたいと思っています。

先人のことばに学びつつ、オリジナルのことばで、
すこしでも明るい未来をことばで提示していきたいのです。

世界はすてきな知恵の宝庫です。

古今東西のことばに学ぶ大学だってできそうです。

半農半X研究所代表
福知山公立大学地域経営学部特任准教授
総務省地域力創造アドバイザー
塩見 直紀
(しおみ なおき)

1965年、京都府綾部市生まれ。
「半農半X(=天職)」コンセプトを20年前から提唱。
ライフワークは個人~市町村までのミッションサポート、コンセプトメイク。
著書(『半農半Xという生き方【決定版】』など)は翻訳され、
台湾、中国、韓国でも発売され、海外で講演もおこなう。
http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/

- 小さな農と天職と新しい未来と - 2016年6月発刊 Vol.105

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