ぎりぎり戻せる量の水で戻した椎茸は旨味の宝庫。焼肉のタレ風の合わせ調味料でじっくり焼き付けると食べ応えのある酒のアテになります!
<材料> 2人分
・メインディッシュになるきのこ……3個
・冷水……150cc
・かめびし三年醸造醤油……大さじ1
・しろたまり……小さじ2
・粉黒糖……大さじ1
・すりおろし玉ねぎ……大さじ1
・すりおろしにんにく……小さじ1/4
・すりおろし生姜……小さじ1/4
・椎茸の戻し汁……大さじ2
・片栗粉……大さじ1
・ごま油 こまやか……大さじ1
<つくり方>所要時間:15分
①(A)をビニール袋に入れて空気を抜き冷蔵庫で一晩戻す。
②戻した椎茸を軽く絞り石づきを取り格子状に切り目を入れておく。絞った戻し汁は(B)に混ぜ合わせておく。
③(B)に②の椎茸を浸し、裏側に片栗粉をまぶしつける。
④フライパンにごま油を熱し、③の椎茸を弱火でじっくりこんがり焼き付けて完成。
*所要時間に椎茸の戻し時間は含まれていません。
*(B)は事前に混ぜ合わせてください。
*フライ返しで押し付けながら焼くと、しっかりとした歯応えが楽しめます。
使用食器:森修焼 一期一会 楕円大皿
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きのこのこのこ
「きのこのこのこたぬきのこ~♪」というチョコレート菓子のCMソングがありましたが、「木の子」はその名の通り木の養分で急成長しますが『木』にはなることはなく、根も葉もなく光合成もできない菌類で植物ではないわけです。動物のように自分で動くことはできませんが、ほかの生き物の栄養を必要としてる点で、キノコは動物に近いのかなと思ってしまいますよね。今にも喋り出しそうな風貌からしても(笑)
しかし、生鮮スーパーでは、やはり植物分類となり、野菜コーナーの一角を菌床キノコで埋め尽くしている店舗や、苦肉の策?!で野菜分類しづらいスプラウト類の隣をキノココーナーに充てている店舗さんも見受けられます。ワタシは陳列担当者さんの苦悩に勝手に共感しつつ、キノコの本心に想いを馳せているのです。
『本当はどこに並べて欲しいのだ?』
キノコは植物でも動物でもない第3の生物です。相応しい陳列場所とは?
精肉コーナーではどうでしょう? 命が絶たれている者たちはもう動くことはできませんが、切り身の肉や魚は植物とは完全に違います。牛乳は牛の分泌物ですからさらに程遠いです。
キノコのように生まれたままの姿であることがポイントです。どうでしょう? もうお気づきの勘のいい読者の方もおられるかもですね!
そうです。キノコに相応しいのは『卵コーナー横』です。卵は動物分類ですが、自力では動けません。無精卵でも呼吸はしているそうですし、未受精なので卵は1つの細胞としてカウントする特殊な存在です。キノコと気が合いそうですよね!
私「ね、このスーパーは野菜売り場に特設キノココーナー作ってるでしょ。ほかの野菜と並べてない辺り、解ってるねぇ。でも惜しい! 卵コーナー横ですよ!って担当者さんと話してこよかな!」
夫「こなくていいから!! あのね。キノコは野菜コーナーでええから……」
キノコはいずれ自力でノコノコ移動できる日がくるような気がしてならない。