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くま先生のすこやか診察室

「子どもも親も、家族みんなの笑顔と幸せのために」総合医療くま先生からのメッセージ

統合医療やまのうち小児科・
内科医師

山内 昌樹 (やまのうち まさき)

小児科医として勤務していたが、西洋医学の素晴らしさを感じつつ心から望む医療と現実のギャップに悩み、軽度のパニック障害を経験。YHC矢山クリニックで小児科 を担当し、病気の真の原因を学ぶ。お母さんの自己肯定感を取り戻すことが家族みんなを笑顔にし世界を平和にすると確信している。
〒849-0915 佐賀県佐賀市兵庫北5丁目8-7-2
0952-33-8500
http://www.yamanouchishounika.jp/

過去の記憶を癒やす

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診察時に患者さんからよく聞くのが「〜しないといけないので」「〜するしかないので」「私がしないとどうにもならないので」という言葉です。その返答として「いえいえ、あなたには無限の選択肢と可能性がありますよ。今すぐやめる自由もあるし、なんなら失踪する自由もある。今まで通りを続ける自由もあるし、もっとがんばる自由もある。無限の選択肢、無限の自由があるなかで、あえて自分でがんばる、という選択肢を選んでいることがわかりますか?」とお話ししています。それを聞いた患者さんは、ほとんどの場合、拒絶や不信感、なに言ってるのこの先生、という態度になります。それでもめげず、さらに「もし、今日倒れて入院したら? もし死んでしまったら? あなたがやっていたことは、誰がするのでしょう? 残念ながら、自分が死んでも多分世界は続いていくし、誰かがあなたの代わりをするでしょう。だったら今日、仮病を使ってでも休んでみましょう。全部休むことができないなら、半分だけでも、10分だけでも休みましょう」という話をしています。今すぐできることとして「診察室を出て家に戻るまでの間、真っすぐに帰らず、どこかに寄り道しましょう。いつもと違う道を通ってみましょう」とお伝えすることもあります。

「〜でなければならない」「〜であるべき」という呪縛が緊張を作り、自律神経を乱す原因になります。「なぜかわからないけど、そうすることが当たり前。そうしないことなど考えられない」という呪縛に多くの人がかかっています。自動的に動くプログラムのようなものが頭の中にあり、なんの疑問もなく動いてしまう。体は悲鳴を上げているのに、きつくてもがんばってしまうという行動をとっています。

そうした呪縛の正体は、過去に経験した出来事から受けた心の傷、つまりトラウマです。もう二度と同じような経験をしたくない、という防御反応として「こうあるべき」というプログラムを脳に書き込んでいます。トラウマを受けたときと似たような状況になると、そのプログラムが発動して、限定された選択肢しか取れなくなってしまいます。

自分を癒して呪縛を外す

まず自分にはそういう呪いがかかっているんだということに気づきましょう。そして、その呪縛は外すことができます。いままでこのコラムで紹介してきた魔法の言葉は、ほぼすべて過去の呪縛をゆるめたり、壊したりすることに役立ちます。例えば、ホ・オポノポノの「ありがとう・ごめんなさい・ゆるしてください・愛しています」や「あれはあれで良かった」「そうだよね、そう思うよね」「ちゃんとしなくてもいい、がんばらなくてもいい」「私は全然悪くないしダメじゃない」など、できれば一度声に出してみて、心に響く言葉を選んでみてください。「その言葉を1日1万回唱えましょう」「数えるのが大変だっらできるだけ何回も唱えましょう」「とにかくたくさん唱えましょう」と患者さんにお伝えしています。自分を責めてしまうという呪いを、これらの魔法の言葉で少しずつ解除できるようになってきます。

そのほか、行動する治療法としては「サボって遊ぶ(寝る)」というやり方があります。「エー! そんなことできない」という気持ちは無視しましょう。バンジージャンプを飛ぶように、勇気を振り絞ってエイヤッ!と、仮病を使ってでもズル休みをしましょう。そして、買い物をしたり、映画を見たり、美味しいランチを食べたり、趣味に没頭したり、一日ゴロゴロしてみたりして、自分の本音のおもむくままに行動してみてください。行動する治療法は、言葉の魔法よりも強力に効く場合があります。

呪縛が解けたとき、「あー楽だ!」「幸せだ!」「人生は素敵だ!」という気持ちに気づくことができます。

- くま先生のすこやか診察室 - 2022年6月発刊 vol.177

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