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オディの農業日記

羽鹿 秀仁 (はじかひでひと)

サラリーマン、経営コンサルタント、青年海外協力隊の隊員として中米のニカラグア、パナマで5年間活動後、ネットワーク『地球村』というNPO団体のスタッフとしてアフガニスタン支援に3年関わり、2006年から三重県名張市赤目で農薬を使わない農業を始める。

【Vol.14】オディの農業日記 第7回

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【稲刈りスタート】
  9月12日に今年の稲刈りがスタートしました。

  9月~10月の稲刈りの時期は、秋冬野菜の種まきもあり、一年で一番忙しい時期ですが、同時に米作農家にとって一番うれしい時期です。今年は夏の間好天が続いたこともあり、例年より一週間も早い稲刈りとなりました。

  農業を始めて3年になりますが、毎年、初めて稲に鎌を入れる瞬間、どきどきする気持ちは抑えれません。

  「今年も豊かに実ってくれてありがとう」そんな感謝の気持ちを持ちながら、一株ずつ大事に刈り取っていきます。もちろん、稲刈りの時期は限られていますし、天候にも左右されるので、のんびりと刈っていくわけには行きませんが、最初の一株二株は本当に心を込めて刈らせていただきます。

  刈り取った稲は5~6株ずつ束ねて、去年の藁でくくり、はざにかけて2~3週間乾燥させます。お米は太陽の光を浴びて乾燥すると同時に、茎に残った養分を吸収しながらじっくりと熟成していきます。その後、脱穀、もみすりをしてやっと食べられる状態になります。お米作りには88(米という字を分解すると八十八になる)の手間が掛かるといいますが、本当にそのとおり。おかげさまで今年もおいしいお米になりそうです。

  ところで皆さんは「一人前」という言葉の意味をご存知ですか?

  昔は一反(1,000?)の田んぼの田植えや稲刈りを一日でできるようになって初めて一人前の大人といわれたそうです。今、私が刈れるのは朝から晩まで頑張ってせいぜい5畝(500?)まだまだ半人前ですね。でも少しずつ一人前に近づいて行きたいと思います。

  太陽と水の恵みをいっぱい受けて育つお米。一粒のお米が2~3,000粒に育ちます。単位面積当たりの収量は最高レベルの作物です。私たちが住む日本にはお米が育つ豊かな自然があり、それを私たちの先祖が大切に守り育ててきてくれたからこそ今の繁栄してきたんだと思います。稲刈りをするたびに自然の恵みや私たちの先祖に対する感謝の気持ちが深まりますが、常にこの気持ちを忘れないで農業を続けて行きたいと思います。

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- オディの農業日記 - 2008年10月発刊 Vol.14

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