2015年 8月 の投稿一覧

【Vol.95】第8回「正しいお盆の過ごしかた

健康的な生活の秘訣、それは季節感を大切に自然の中で生かされていることを感じながら、日々の生活をきちんと送ることです。

水分は上手に摂る

 真夏の暑さも後半にかかってきて、夏バテ気味で食欲が落ちる人も出てくる季節ですね。 夏バテの原因としては、まず水分の摂り過ぎによって胃腸に負担がかかることでの食欲低下があります。また、最近ではエアコンによって室内と屋外の気温と湿度が違うことで、その変化に身体がついていかず、自律神経が乱れてしまうこともあるようです。 水分摂取について考えてみると、まず大切なのはガブ飲みをしないこと。とはいえ、暑い盛りに体を動かしたときなどはなかなか我慢できるものではありません。日頃から直接ボトルに口をつけてガブ飲みせずにコップに注いで飲む習慣をつけておくことで、一呼吸おいてからいただくことが身体に染み付いてきます。それでも我慢できないというときには、小さな氷をひとつ口に含むことをおすすめします。冷たいものに触れるので清涼感がありつつも、融かしながら飲むことになり水分を摂取する量がコントロールできます。上手な水分摂取を心がけましょう。

大切にしたい「お盆」のココロ

 夏になると、日本全国の至るところで盆踊りが行われます。現在では七月に行う地域と八月に行う地域とがあります。夏の間じゅう、どこかしこで太鼓や笛の音、歌声が聞こえてくるようです。 「盆踊り」は、鎌倉時代に一遍上人が始めた念仏踊りに、日本古来の先祖供養が結びついたことから、やがて笛や太鼓でにぎやかになり、江戸時代には娯楽性の強い行事へと発展していったとされています。地域性や家庭ごと、宗派の違いはあれ、もともとは年に一度のお盆の時期に先祖の霊が戻ってきたのを供養するために踊ることを意味します。 私たちの生命は先祖から親から受け継いできたものなので、先祖に感謝するということは私たちの体の細胞、遺伝子が喜ぶ行為なのです。先祖供養というと宗教的な意味で敬遠されてしまうこともあるのですが、実は自分の健康のためでもあるということを認識しておくといいでしょう。 お盆と年末年始には帰郷して家族・親戚と過ごすことを「盆暮れ正月」というように、家族のつながりについて世代を超えて身近に感じるときでもあります。日頃は疎遠になりがちな祖父母や親戚の年長者とも触れ合い、正しく生きることの本質を知る機会でもあります。子育て中であれば、「躾」の大切さに気づかされることもあるでしょう。 正しいという字は「一」に「止まる」と書きます。何をしているときも「一(この線)あたりで止めておこう」と自分で考えられるようになっていくことが正しく生きていくこととなります。家族・親戚で集まっていて子どもが厳しくお叱りを受けたようなときに、「止めるべき『一(この線)』を教えていただいた」と受け取ることができれば、それが積み重なって「躾」となっていくのです。

甘い罠にはご用心

 昨今、熱中症対策にと様々な商品が並ぶようになりました。なかには、口当たりを良くするために味付けされているものも少なくありません。それらのなかには大量に砂糖が含まれているものがあり、注意が必要です。熱中症対策に必要なのは適度な水分と塩分であって、糖分は必要ありません。一口飲んでみた後にもっと欲しくなるとしたら、それは甘い罠かも知れないのです。 清涼飲料水やアイスクリームなどは甘いものと認識していてほどほどに摂るようにしておきたいものです。甘いものの摂り過ぎは、甘やかすことにつながります。ときにはいいけれど度を知らずに摂り続けると、「一(この線)」を超えてしまい体調不良となって出てくるのです。 良いとか悪いでなく、こうしたことも経験を通した学びとなれば必要なことなのかも知れません。

 私たちがこの世に生を受けて、いまこうして生かされていることは、生物学的には宝くじに百万回以上も続けて当たるほどの確率といいます。 お盆の季節、先祖に感謝するとともに、自分なりに正しく生きていくことの意味を見つめ直したいですね。

執筆 圭鍼灸院 院長 西下 圭一
病院勤務を経て、プロ・スポーツ選手からガンや難病まで幅広い患者層に、自然治癒力を引き出していく治療を特徴とする。
鍼灸師、マクロビオティック・カウンセラー、リーディング・ファシリテーター。

【Vol.95】こんな嬉しいお声を頂きました!

今月号も目をとめてくださりありがとうございます。この原稿を書いている今は、梅雨真っ盛り。蒸し暑いかと思えば、急に肌寒くなったり、身体もついていくのが大変ですね。皆さまに原稿をお読み頂く頃には梅雨も終わり、爽やかな夏が来ているでしょうか。梅雨のお疲れ出ませんようご自愛くださいね。

こんな嬉しいお声を頂きました!

私が「らくなちゅらる通信」を担当させて頂くようになってもう3年。文章を書くのに不慣れな私がこんなに長く続けることが出来るのは、いつも私の原稿をしっかり校正し、楽しみながら自由に書かせて下さるプレマ株式会社の河村郁恵さんはじめ、関わって下さっている方々。そして、こうしてお読みくださっている方がいて下さるからこそ続けることが出来ています。この場をお借りし、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。 実は先日、こんな嬉しいお声を頂きました!

片岡由季さま
はじめまして。横浜在住の○○と申します。プレマさんの「らくなちゅらる通信」に掲載されていた片岡さんの記事を読みました。「一人で頑張るより、ありのままの二人で」と題した比翼連理についてのお話です。一昨年発行されたものを家の片付けしながら何気なくめくっていて目に止まった記事ですから、片岡さんご自身には遠い記憶のことかも知れません。
それでも深い共感を覚え、このエピソードを発信してくださったことに一言お礼を申し上げたく連絡した次第です。ありがとうございました。

人に想いを伝えるということ

「こちらこそありがとうございます!」とつい声に出してメールを拝見したのですが、これは、2013年の5月号で書かせて頂いたもので、比翼連理(ひよくれんり)のお話を例に出し、一人で頑張ることは、それはそれで素晴らしいことだけれど、『比翼連理』の相手がいてくれたら、もっと自分らしく輝いていける。自分一人で頑張ろうとしていた頃の私が最愛のパートナーと突然出逢い、人生観が180度変わったというお話をさせて頂いた回でした。 特に想いをしっかり乗せて書いた原稿だったので、このようなお声を届けてくださったことが本当に嬉しかった。そして、この方から学ばせて頂くことがたくさんあるなと思いました。 家の片付けをしながら何気なくめくった記事です。共感を覚えたとしても、こうして実際にご連絡を下さることって、そう多くはないと思うのです。PCを立ち上げる(もしくは携帯を手に取る)⇒私の連絡先を打つ⇒文章を書く⇒送信するという時間を私に費やしてくださった。これってものすごく光栄なことではないですか? こうして相手に想いをしっかり伝えることができる方ってすごいなって改めて思いました。 想いを伝えられた私は、嬉しくて俄然やる気が出てくるわけです。そして、この喜びを誰かにおすそ分けしたくなります。こういう幸せの連鎖を生み出せる人を、私は心から尊敬します。 ○○さん、本当にありがとうごいます。私も見習います(恥)。

片岡 由季

片岡由季氏
武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。
その後、玉川大学英米文学科に編入。
前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。
2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。
現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。

『「月のテンポ」テンポ116 CDシリーズ』
人間の体内時計と月の一日は同様であるといわれます。”月のテンポ”は、無限の可能性を持つあなたを思い出させてくれます。

【Vol.95】第8回 病院に戻って 感じたこと

当時3歳の次女の手助け(?)でリリースされたにもかかわらず、大病院に戻ったわたしが入ったのは、お産の近い母子が入院するスペースでした。いわゆる「陣痛室」に近いものかもしれません。陣痛室のある病院で産む場合、陣痛室→分娩室→産褥入院施設と移動します。聞くだに煩雑ですが、陣痛と分娩を同じ部屋で過ごしたい人に向けて、ベッドが分娩台に早変わりする「LDR」も全体に増えているようです。
が、のんきに徒歩で戻ったとはいえ、わたしは緊急搬送扱いの妊婦ですから、LDRなんて選択の余地はありません。専用のナースステーションを囲むように数多く配置された、カーテンを引いて仕切っただけの空間に入れられました。中央のナースステーションは、コンピュータのステーションでもあります。医師や看護師は、日中は電灯の下、夜はブルーライトに照らされながら、基本、たくさん並んだコンピュータに向かっています。いろんな局面で感じたのが、PHSで連絡を取り合い、コンピュータで諸事を管理している病院の医師も看護師も、そして助産師まで、基本、人間ではなくコンピュータのほうを向いていました。人が産まれる場所なのに人に向き合っていない、往年のSF映画の“未来”の管理社会のようでした。

わたしがノンストレステストのためモニターされるのは日に2、3回でしたが、もっと重篤な方もいらっしゃるのでしょう、常にぴっぴぴっぴとモニター音がしていて、自由に出入りもできない、落ち着かないスペースです。そこでわたしが試みた自然な陣痛促進の内容は前回書きましたが、もう少し落ち着ける場所ならきっと再々試みたと思うのが、会陰マッサージです。助産院では、妊娠後期くらいから、オイル等をつけて会陰を周囲にのばすマッサージをすすめられたりするのですが、乳首マッサージと同様おなかが張るので、人によっては止められます。でも会陰をオイルパックをするだけでも、会陰を柔らかくする効果があるみたい。実際、会陰が伸びれば楽というものでもないらしく、ある年上の女性によると、20年くらいまえごく一般的な産科で受けた会陰マッサージがすごく痛かったうえに、会陰はよく伸びて切れなかったのに、その後1年くらいひりひり痛んだそうです。切開せずに産んで傷ができたとしても、クリップで留めれば治る程度がほとんどだと思うと、赤ちゃんがおりてくるにつれ少しずつ会陰が伸びるように、皮膚の柔軟性を高めるほうが、無理がないかもしれないです。
柔らかな会陰といえば、「赤ちゃんがおりてきて、会陰が、花びらがほころぶように柔らかく外側に開く」イメージングも行いました。HypnoBirthing: The Morgan Methodで読んだもので、簡単だし奇麗なので、よかったです。

と、外側から内側からいろいろ試みて。一番の難点は、わたしのメンタルでした。わたしの場合は低出生体重児ですから、赤ちゃんの健康状態を問わず、産まれると自動的に別入院です。とにかくそれがイヤで、わたしは大病院への転院を避け続けていたわけですが、イヤで産まなくても誘発され離されるのだとしたら、自然に産んだほうがいい。と頭ではわかっていて、分離不安に対処できるレメディをとったりしつつ、でも間違いなく心の奥では、産んだら赤ちゃんを取り上げられる、と、子持ちの猫のようにイヤがり続けていました。
さあ、内診の時間です。子宮口が3センチ開大になっていたら、メトロイリンテル(水風船)を入れなくても済みます。そのときの内診も若い医師と上位の医師の2人がかり。大病院で毎回辟易したのが、ほんと内診が雑というか、心ないです。助産院の助産師さんたちのやさしさを見習え!と思うくらい。
結果、3センチほど開いてました。リラックスできない環境で、気持ちがじゃまをしつつも、健闘しました! 内診があまりに不快で、第一段階クリア!と喜ぶ余裕のないわたしの膝の向こうで、若い医師が「これは入れなくても?」と、(わたしではなく)上位の医師に言いました。上位の医師は、“念のために”入れようと返します。え? と声を出すすきもなく、とくにわたしに断りもなく、さくっと水風船を入れられました。
次回に続きます。

望月 索(もちづき・さく)

キュアリングしたごま油はオイルパックにおすすめです。

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