今年の大河ドラマは幕末の風雲児・坂本龍馬が主人公ということで、昨年暮れ頃から京都市内の書店では坂本龍馬に関するコーナーをよく見かけます。京都には坂本龍馬ゆかりの地も多いので、今年は龍馬ゆかりの地を巡る旅行者が多く訪れそうです。
京都市内には歴史の舞台となった建物や場所が数多くありますが、地元の人が意外と気づかないのがこの史跡。いつもの風景として溶け込んでしまっているせいでしょうか。はたまた自分があまり意識していなかったのか。龍馬に関連した史跡は、繁華街でもある河原町・木屋町エリアに多いこともあり、また「○○之跡」などと書かれた石碑がそれほど大きくないこともあってか、ふとした時に「ここが龍馬と中岡慎太郎が最後を迎えた近江屋だったのね」と気づくことも。
熱い想いを胸に、激動の時代を駆け抜けた青年達がここで何を想い、何を語り合ったのか。そんなことを考えながら買い物袋を片手にいつもの通りを歩いてみると、見慣れた景色が少し違った景色に見えてきました。