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インタビュー取材しました。

敏感な体を受け入れて健やかに生きる 窪田 哲也 氏インタビュー

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私たちは、たくさんの電化製品に囲まれて生活していますが、そこで生じる電場や磁場に反応し、体調が悪くなる「電磁波過敏症」の方々がいます。会社員の窪田さんも、その一人。周囲に理解されづらいことに悩みながら、電磁波を避けるために孤軍奮闘してきました。今年、部屋全体の有害電磁波を遮断する弊社の「オルタナティブアース・アースシールド工法」で寝室を改装。体はどう変化したのでしょうか。

休日はスポーツや愛犬との時間を楽しむ。「健康であれば、なんでもできる。電磁波過敏症の方は、できる範囲で完全シールドの空間づくりを検討しては」と話す

窪田 哲也(くぼた てつや)

長年、ITエンジニアとして大手グローバル企業に勤務する。1990年代に自宅のリフォームをきっかけに化学物質過敏症および電磁波過敏症を発症。社会生活を送りながらも、不眠や倦怠感などあらゆる不調に悩まされる。手探りで、体の解毒や住宅環境の改善を試みるなかで、2024年に、部屋の電磁波を360度遮断するプレマの「オルタナティブアース®・アースシールド®工法」を知り、寝室をリフォーム。熟睡できるようになり体調が改善する。休日はマウンテンバイクなどをアクティブに楽しんでいる。

どこに居ようもない
苦しみ

——化学物質や電磁波に敏感な体質だと気づいたのはいつごろですか。

もともと学生時代からアトピー性皮膚炎の症状があって、肌に優しい洗剤や衣類を選ぶことに気をつけていました。敏感肌だという自覚はあったのですが、それが化学物質や電磁波に対しても体が反応するようになったのは、今から30年ぐらい前です。

大阪で中古の一軒家を購入したときに、リフォームが必要だということで、壁などを塗り直すことになりました。おそらくそのときに使用された建築用の接着剤とか塗料に、体がとんでもなく反応したんです。体調は悪化するし、肌の状態もすごく酷くなるしで、家にいられない状態になってしまって。もう、これはどうするんだという感じでした。それから少しずつ、特に電磁波の影響を感じるようになったのです。当時はまだW‌i‌F‌iがそれほど普及していませんでしたが、それでも私たちが電化製品を使っている限り、どこにいても電磁波が飛び交っています。明らかに体に症状が出るのですが、目に見えないので、いつ浴びるかは予測できないし、避けようもありません。電磁波過敏症といってもメカニズムや治療法がわからず、これからどうなるんだろうという不安でいっぱいでした。

——どんな症状ですか。

電磁波を浴びると、体がビリビリします。触れたとたん、反射的に逃げるしかない!というような感じ。危機感そのものなんです。発生源の近くにいれば、頭痛やだるさが現れて、集中することもできず、しんどくてたまらなくなります。電磁波が自律神経を刺激するのか、不眠にも悩みました。家で、夜はブレーカーを落とすなどの工夫をするのですが、それでも眠れなくて、次第に精神的にも追い込まれていきました。家ですら休息できないという状況が本当につらかったですね。

——電磁波過敏症が知られていないなかで、仕事への影響はどうでしたか。

社会的には、やはり言ってもわかってもらえないだろうと考えて、周囲にはっきりと言わずに乗り切ったというのが正直なところです。私は、I‌Tの技術者としてグローバル企業に勤めていて、これまでに何度か海外赴任を経験しました。2000年代にアメリカに行って、帰国して子どもたちが小学校に入学したら、今度は韓国へ2年間。その後はそのままシンガポールへと行きました。当時は急速にW‌i‌F‌iが普及し始めていて、シンガポールでは住む家を探すのに苦労しました。マンションだと、上下、左右とほかの部屋から飛んでくる電磁波の影響をもろに受けてしまいます。いくつ物件を見たかわかりませんが、たまたま、湖に近いところで一軒家を見つけることができました。その室内に、さらに電磁波をシールドするというペイントを施したりして、なんとかしのいでいた状況です。結局、シンガポールには7年半いたのですが、そのころに、友人たちが「W‌i‌F‌iはインフラじゃなくて生活の一部だから、なければ世の中が回らないね」と話すのを聞いて、ああ、そこまできているんだなと、複雑な思いでいたのを覚えています。当時も今も、やはりW‌i‌F‌iは避けたいので、職場でもパソコンは有線をつないでいます。ホテルもW‌i‌F‌iがスタンダードになり、泊まれないので、出張や旅行も日帰りがほとんどです。それでも、なんとかやってきたという感じでしょうか。

手探りで体質と環境を
改善していく

——通信環境が便利になるほどに大変なのですね。

はい、W‌i‌F‌iの設置数が増えるだけでなく、どんどん高速化していきましたから。それでも海外にいたころはまだ対処できていたのですが、8年前ぐらいに日本に帰国したときに、住宅の電力メーターがアナログ式からスマートメーターへと切り替わっていったことで、さらに厳しくなりました。スマートメーターは、通信機器を搭載していて、各所での電力の使用量を30分に一度ぐらいのペースでセンターに送るので、頻繁に高周波の電磁波が放出されます。また、後になってプレマさんに調べていただいてわかったことですが、わが家は小高い山の上にあって、都心からの強い高周波が斜面にぶつかり乱反射が起きていたようです。家中で、外からの高レベルの高周波が測定されました。私にとっては、自分の体がバロメーターのようなもので、そういう高周波の電磁波を体の負荷として感じとっていたんです。でも当時は世の中で電磁波過敏症なんて知られていなかったし、対策するのもすべて手探りです。海外から電磁波シールド材の蚊帳などを取り寄せて使っていましたが、あれやってダメ、これやってダメ、これでなんとか寝れたかな?という程度。科学的裏付けがあるものはなかったし、ほとんど改善しませんでした。

なにより、それに付き合う家族も大変です。妻はいろいろ手伝ってくれていたのですが、やはり経験していないので、限界はありますよね。当時は私も精神的に余裕がなかったので、喧嘩してしまって、「こんなことやって意味があるの」とか「もう好きにして」と言われることもありました。周りには大変な思いをさせたと思います。そして、その渦中にいらっしゃる方がまだたくさんいるのではないかと思いますね。体調の悪さもですが、周囲に理解してもらえないということが相当つらかったです。このまま孤立していくんじゃないかと不安に思っていました。その後、電磁波過敏症に対応してくださる医療機関を見つけて、そこに通うようになったのが、体を改善していく最初の突破口になりました。

——体の面で、どんな対処をするのですか。

基本的には、体の解毒です。実際、どんな毒が溜まっているかはわからないです。先生の指導のとおりに薬を服用したり、新陳代謝を促すような食事や運動をしたりして、体質を改善していきました。しっかり汗をかくのがいいようなので、週に3回は家の近所をトレイルランニングのように走って、サウナも週に5、6回行っています。食事は、私の場合はですけど、小麦粉が体質に合わないことがわかったので、一切摂らないようにしていますね。食事の選択肢が制限されるので、妻には嫌がられますが(笑)

体質改善にはもちろん、時間はかかります。今、続けて5年ほどですが、ようやく解毒が進んだかなという感覚があって、電磁波や化学物質への反応が楽になっていっているのがわかります。体の解毒を担うのは肝臓や腎臓が大きいと聞きますが、よくなると明らかに肌の状態に現れてくるんです。私の場合は手足の先から始まって、まだ背中などは黒いですけど、だいぶ綺麗になってきました。肌の調子がいいということは、内臓もいい状態なのではと思っています。

——そんななか、今年の4月に弊社の「オルタナティブアース・アースシールド工法」でご自宅の寝室を改装されました。

体を整えるのも大事ですが、電磁波を極力浴びずにすむ環境があれば理想的だとずっと思っていました。特に家で熟睡できない状態が続いていたので、少しでも体が回復する時間が欲しかった。そんなとき、以前からお世話になっている建築会社さんからプレマさんのアイデアを聞いたんです。ひとつの空間をまるごとシールドするって聞いたことがなかったので、それが実現するならすごいことだなと思いました。実際に京都の体験ルームに行ってみたら、これは楽だなと感じたので、思い切って自宅の寝室の6畳間の改装をお願いしました。


六甲山地の見晴らしのよい自宅

過敏症が教えてくれた
健康のありがたさ

——工事は順調でしたか。

社長の中川さんに現場の監督をしていただきました。工事中に、自宅周辺は坂道や岩盤が多いところなのでちゃんとアースが取れていなかったとか、都心からの強い高周波が飛んできていることなど、これまでの不調の原因もわかって納得しました。アースを取り直して、寝室の工事が終わったときに「電磁波をほぼ完全といえるレベルのシールドを達成しましたよ」と計測器を見せていただいたときは、本当にこんなことが実現するのだなと驚きました。

——施工後、体調はいかがですか。

非常に快適です。何日かしてよく寝られるようになって、電磁波過敏症を発症してから初めてと言えるほど、熟睡できるようになりました。朝起きたときに電磁波のダメージを受けてしんどい、というのがないので楽なんです。おかげさまで、体調は今が一番いいのではないでしょうか。健康をキープするうえで食事なども大切ですが、やはりしっかり眠れることはすごく大きいと感じています。

——電磁波に過敏な立場から、通信技術などが進化すればするほどよい、という流れについてどう思われますか。

電磁波への感受性や症状のあるなしは人それぞれですが、一度完全に遮断された空間を体験すると、私たちは知らず知らずのうちに、ずいぶん電磁波の影響を受けているのだなとわかります。化学物質や電磁波にふれないというのは現実的ではありませんが、そういう場から少しの間でも離れて、体が戻っていく時間がとれるといいのではないかと思いますね。最近、デジタルデトックスという言葉も聞くようになりました。今も電磁波過敏症は理解されづらいですが、「モアイズベター」がそろそろ限界なのではと、少しずつ認知されていくとありがたいなと思います。

——これまでを振り返って、ご自身の過敏症についてどう思われますか。

そうですね、化学物質や電磁波に過敏で、生活の面でいろいろ気をつけてきたことで、今50代後半ですが、気がつけばすごく元気なんです。今のところ大病はしていないし、運動も楽しめている。自分の体がリトマス試験紙のようなものなので、結果的に体によくなさそうなものには近づかなかったですし。今思えば、いろいろつらい思いはしたけど、過敏症のおかげで健康を保てているので、ある意味、過敏症が体を大事にする方法を教えてくれていたのかもしれません。本当に今思えばですが、これでよかったと思います。

——これからしたいこと、楽しみたいことはなんですか。

今いちばん楽しいのは、マウンテンバイクと、友人のヨットに乗せてもらうことですね。あと、妻と趣味のウクレレを弾くのも楽しいです。飼っているワンちゃんと遊んだり。おぼろげながら、60歳以降は、これまでの経験を活かしてなにか人の役に立つことができないかとも考えています。

——アクティブですね。

健康なときはこうやってポジティブに考えられるんですけど、渦中にいるときはとんでもなかったです。どうしたら今晩寝られるかということで精一杯。それと比べたら今は雲泥の差です。おかげさまで、いろんな方々のサポートと情報に恵まれて今があるのだなと、本当に感謝しています。


独自素材で部屋を改装する様子

まずは体験!オルタナティブアース®シールドルーム

「京都三条」「南あわじ」にある体験ルームで、360度電磁波をシールドした空間をご体験いただけます。

オルタナティブアース®シールドルーム体験を見てみる>>

敏感な体を受け入れて健やかに生きる 窪田 哲也 氏インタビュー

- 特集 - 2024年11月発刊 vol.206

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