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もうひとつの穴から覗いたら

視点を変えて心と身体を捉え直すボディワーカーのつぶやき

プレマ株式会社
プロモーションセクション
ボディワーカー

寺嶋 康浩 (てらしま やすひろ)

関西大学工学部卒。ディレクターとして企業の宣伝に携わる傍、
クラニオセイクラルやポラリティセラピーなどの療法を学ぶ。
身体と対話し身体から思考のクセや感情を解放していくあり方をUnfolding Bodywork としてまとめ伝えている。
趣味はダンス。1級電磁波測定士。健康経営アドバイザー。

脱「どうしたらいいのか」論

投稿日:

なにかをしようとするとき、まず「どうしたらいいのか」を考えてしまう。
でも、本当は「どうなりたいか」をイメージするほうが大切なのではないだろうか

ボディワークをしていると、クライアントは自身の「症状」にフォーカスしながら生きているという印象を受ける。腰痛だ、腰痛だと症状を気にしていると、いつまでも腰痛でいることになってしまうのではないだろうか。そう考えて、私はクライアントに「どうなりたいですか?」と声を掛けている。すると、わからない、想像したこともないという人も意外に多い。

自分がどうありたいのか。イメージすることは重要だ。それだけで身体や心の状態が瞬間的に変わるのを、何度も目の当たりにしてきた。腰痛が治ったら何をしたいのか。治った後のイメージがないと、また腰痛に戻ってしまう。治癒にかかる時間は、完治後のイメージ次第なのかもしれない。

最近、私は抽象画を描いて、それを売っている。大きなパネルに描くのが好きなのだが、高額なので最近ではパネルも自作している。それも含めて面白い。ただ、描いた絵が増えて家を占領し始めているので、あらたに描くことに抵抗を感じていた。そこで「だれかがアトリエを貸してくれる」と最近イメージするようにしていた。その代わりにこちらの才能を活かして役に立てば物々交換のようで幸せではないだろうか。広いアトリエなら、踊りながら絵を描いたりなどの新しい探求ができるのではないかと、そこまでイメージしてみた。すると、知り合いの紹介で、「部屋が余っているので、掃除などの手伝いをしてくれるなら部屋を使ってもいいよ」と言う人が現れた。

なにかをしようとするとき、私たちはまず「どうしたらいいのか」を考えてしまう。でも、本当はそれより「どうなりたいか」をイメージするほうが大切なのではないだろうか。一人での想像力は知れている。自分で考えて方法を限定するより、未来をイメージしたほうが、自分の想像の範疇を超えたところに方法が見つかることもある。

先日、妻とモーニングを食べた。初めて入ったその店で、私のパンケーキの上に、妻のバジルベーコンサンドに、マーガリンがたっぷり使われていた。私のマーガリンは溶けてパンケーキから滑り落ちてくれたのだが、妻のサンドにはバジルとベーコンが混ぜられたマーガリンが冷えたまま存在している。妻に「これもイメージだ。バターだと思って食べたらいいんじゃない?」と言ってみたが、「イメージじゃ無理」と妻はバジルベーコンサンドを残した。「現在」はイメージでは変えようがないらしい。

イメージの力で現実化は早くなるけど、その前に自然のリズムでいることが大切

昔から月齢で農作業の暦を作ったように、生命と月のリズムは一致します。生活のなかでズレてしまった人の体内リズムを自然のリズムに同調させる高周波発生装置です。

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脱「どうしたらいいのか」論

- もうひとつの穴から覗いたら - 2021年9月発刊 vol.168

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