先月に引き続いて、宮古島休日ハックのモデルコース『水をキーワードに宮古島の地形を紐解きながら楽しむ農と食』ツアーをご紹介します。
1.野原岳・上野大嶽城址公園訪問
高台から島を一望し、数十万年前のプレートの隆起によってできた島の成り立ちや地層構造から、水不足に悩まされてきた歴史を紹介。また、台風にも干ばつにも強いサトウキビ・黒糖作りが、地域産業を支えてきたことを紹介します。
2.友利のあま井散策
琉球石灰岩層と島尻泥岩層の境界から染み出る湧き水を求めて、女性や子どもが生活用水の確保のために、水桶を頭の上に載せて何度も往復した地下10メートル以上の深い井戸を散策し、かつての生活を偲びます。
3.地下ダム資料館訪問
地下に貯水ダムを作る「地下ダム」により水不足が解消された歴史と技術、またこれによって島の生活が大きく改善した様子を紹介します。
4.マンゴー観光農園訪問
地下ダムの恩恵を受けて宮古島に普及・発展し、今や国内屈指のブランドを作り上げたマンゴーの観光農園を訪問し、数十年の歩みを振り返って、農業の奥深さについて話を伺います。
5.島野菜の農園見学・収穫体験
島野菜農家を訪問し、日照が強く台風もある環境下での農業の楽しさや厳しさ、水の大切さをお伺いし、季節に合わせた新鮮な島野菜の収穫を体験します。
6.泡盛酒造の見学
泡盛の仕込みに適した良水は、ミネラル豊富な伏流水(湧き水)だそう。「水」へのこだわりについて、お話を伺います。人との交流を大切にする「おとーり文化」(客人を招いた会食の場での宮古島固有の泡盛の飲み方と客人の接待の仕方)もご紹介します。
7.郷土料理教室~まとめ
収穫体験した島野菜を使って、郷土料理作り、泡盛、マンゴーデザートも堪能し、訪問・見学した内容を、テーマに沿って総括します。
宮古島の自然・文化に憧れ、移住した立場ならではのご案内を堪能していただければと思います。どうぞご期待ください。
宮古島の北端に細長くのびる岬・西平安名崎から、望む大神島