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魂とのコミュニケーション

「本当の自分との出会いはあなたが望む豊かで美しい人生の大切な道しるべとなります」 宮崎ますみさんからのメッセージ

ヒプノセラピスト・エッセイスト・女優

宮崎 ますみ (みやざき ますみ)

1968年愛知県生まれ。1984年クラリオンガールに選ばれ、女優として、舞台・映画・TVなど幅広く活躍。1995年結婚を機に渡米。
米国で2児の息子を育てながらYOGAに傾倒し自己探求に専念。
瞑想を深めていくなかで自己の本質に目覚め、ヒーリングとリーディングを始める。
帰国後2005年、乳がんであることを公表。克服後2007年ヒプノセラピストに。
同年11月厚生労働大臣より「健康大使」を任命される。自身の経験を活かした講演会活動やヒプノセラピスト養成に取り組んでいる。
ヒプノウーマンSalon『聖母の祈り』http://salon.hypnowoman.jp
一般社団法人ホールライフクリエーション http://wholelifecreation.com
日本ヒプノセラピーアカデミー・イシス http://jhtaisis.net
日本ヒプノ赤ちゃん協会 http://hypnoakachan.com

ダイバーシティ

投稿日:

豊かな個性を育む

年末年始、息子たちの留学先であるロサンゼルスとシカゴで過ごしました。まさかこんな日がくるとは。子育てに奔走し、いつまでも子どもが手元にいると錯覚していたころが懐かしいです。

シカゴで過ごしたクリスマスイヴの朝、ホテルのベッドでごろごろとしながら、留学後4ヶ月が経った次男に現在の心境を聞いてみました。
「最近のアキトのことを、アキトはどう思ってる?」

「楽しいよ。大変なこともあるけど。先生に言われた言葉で僕は変わった。There is no right or wrong. 正しいとか間違いはないんだ!と思えるようになって、エッセイを書く自信がついたよ。日本にいるときは試験で、これでいいのかな?ダメなのかな?っていう意識を持ちすぎていて、それが辛かった。日本ではみんなの意見がI agreeだと、僕もI agreeになっちゃうけど、ここへ来て、みんなが I agree でも、僕は I disagreeと言ってもいいんだ、と思えるようになった。今は自分の意見が自由に言えるようになって、体も楽になったよ」。

中学生まで試験も通信簿もないシュタイナー学園に通っていた次男は、高校からは学力をスコアで表す進学のための学びに一変。
進学を目的に入った高校ではありませんでしたが、そもそも一般的な日本の学校のあり方が、ひたすら知識を詰め込んで、すでに用意された正解のある問題に、決められた一つの答えを書き込んでいくという技術を学んでいるに過ぎません。
これでは子どもが自ら考える力、そしてより創造的に生きていく力を身につけることは難しいのではないでしょうか。

主役であるはずの子どもに独自の考え方や発想を表現する場を与えず、受け身の体制にしてしまえば、大人になっても新境地へと踏み出す力など湧いてくるはずもないと思うのです。
「大学の授業についていけてる?」
「難しい授業もあるけど先生がすごく丁寧に指導してくれるから大丈夫。Yes I can! って言いながらがんばってるよ!」
人にどう思われようとも恐れを抱かさず、一人ひとりの持つ個性をどんどんと引き出してくれる対話型の授業に、彼は学ぶ喜びを感じているようです。

 

自分らしさをさらけ出して生きる

一つのことにのめり込み、とことん探究を重ねるのが彼の特徴ですが、更にシカゴの魅力に取りつかれているように見える彼に聞いてみました。
「シカゴのどこが好きなの?」。
すると目をキラキラと輝かせながら、こう答えました。
「シカゴの文化、アート、それに、ダイバーシティ(多様性)が尊重されているところ、かな……」。

次男は人種や民族や性別、多様な価値観、様々な障害を持つ人も含めて、人々の多様性を肯定的に見ることを推進するシカゴに心地良さを感じているようです。
今の彼は発達障害という個性に負い目を感じず、自分らしさをさらけ出しながら楽しく生活しています。

この地球上には実にさまざまな人が存在しています。外見的な違いや内面的な違いに関わりなく、こうあるべきと画一的な型にはまることを強要することなく、各自の個性を尊重し合い、認め合い活かし合いながら、互いに持てる力を提供し、助け合い補い合うことが心地よくできれば、どんなに平和な世界になることでしょう。

個々人の持つ力は、必ずしも目に見える形で社会に貢献するものとは限りません。

精神や肉体にさまざまな障害を持つ方や、幼い子どもたち、体力認知力共に低下した老人であっても、その魂存在自体が周囲の人にもたらす学びと気づきのエッセンス、そしてメッセージは計り知れず尊いものです。

“面倒をみてやっている〟というアンフェアな視点ではなく、“面倒を見させていただいている〟という全ての命に対する慈しむ視点を持つことで、より豊かな関係性を育んでいけるのではないでしょうか。

- 魂とのコミュニケーション - 2018年3月発刊vol.126

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