赤酢の深みのある風味を存分に味わえる即席漬け。きゅうりを塩揉みせずに加熱することで、手軽に作ることができます。森修焼の保存容器を使えば、味わいまろやか! 保存性も高まるのでオススメです。
<材料> 森修焼 保存容器大 1個分
・きゅうり……5〜6本
・赤たまねぎ……1/4個分
・赤酢……50cc
・醤油……50cc
・みりん……30cc
・粉末黒糖……大さじ1
・にんにく(つぶしておく)……1片
・大葉(みじんぎり)……3〜5枚分
<つくり方>所要時間:15分
①きゅうりをピーラーで縦方向に皮を向きしま模様にする。3等分にカットしたきゅうりとくし切りにした赤たまねぎをフライパンに入れ、(A)を加えて中火にかける。
②沸騰したら、きゅうりを転がしながら加熱し、きゅうりの鮮やかな緑色がくすんできたら火を止め、保存容器に詰め、フライパンの(A)を全量注ぎ入れ冷やしたら完成。
*ぐつぐつと加熱しすぎないのがコツ。お好みで鷹の爪・胡麻・千切り生姜・辣油などを足してください。漬け込み後の合わせ酢は、白だし等と胡麻油を足すと冷麺などに使えます。
使用食器:森修焼 保存容器大 瑠璃色
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想像力の使い道
皆さんは「計量スプーンを使う派」でしょうか〜? 圧倒的に使わない派がほとんどですよね。しかし、誰もが最初からそうだったわけではありません。レシピ本を片手に、大さじ小さじをしっかり計って基本を習得した人。父母または祖父母から受け継いだ人。「守破離」でいえば「守」の段階です。次に「破」の段階を目指すわけですが、ただアレンジをすれば「破」になるのでしょうか。それだけではただの「型破り」で。わが夫の場合、「守」以前の問題が。
夫「今日は牛肉抜きの牛丼作っといたから食べてね〜〜」
私「わぁい♪ 嬉しいありがとう! どれどれ」
私「あのぅ?! 具が玉ねぎだけなんだけど」
夫「だから牛肉抜きって言ったやん。でも 牛丼って言われたらなんだか牛肉っぽくない?」
私「どんだけ想像力豊かやねん」
話を戻します。「破」にいく前に「守」の段階で必要なのは「想像力」です。レシピには独自のロジックがあるもので、なぜこの分量でこの手順になるのか?理由に想像力を巡らせるのです。そこを理解できるとアレンジができるようになり「破」の段階です。ここが当たり前になると、オリジナル料理を作ることができ、ありあわせの食材でも料理を作れ、外食で食べた料理もなんとなく再現できるでしょう。もはやレシピはいりません。これで「離」の段階になるのではないでしょうか。レシピ本の存在価値はレシピから解放され自由自在に料理を楽しむことができた段階で証明されます。夫はね、可愛い奴です。一応レシピ本を見て牛丼にトライしてたようなんです。(肉なし挑戦がんばった!)
繰り返しますが、牛肉抜き牛丼ですよ? 斬新。
食べる側の想像力に頼るスタイルの牛丼だなんて、目に見えない世界に片足突っ込んでいる風ですが、勘違いです。
しかも私はベジタリアンなんだし、『玉ねぎ丼』って言ってくれたら美味しくいただけたんですけどねぇ。