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楽だから自然なお産~高齢出産編~

出産・子育て・介護家族と向き合ういろんなお話

一般社団法人
日本マクロヘルス協会
理事

望月 索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。
編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。編著に『子どもを守る自然な手当て』、訳書に『親子で楽しむ!おむつなし育児』、『小児科医が教える 親子にやさしい自然育児』。
http://macro-health.org

【Vol.80】Q:従姉が少し前に女の子を出産し ました。肌に軽くアトピーっぽい症 状が出ているみたいです。

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 またもやお目もじいたします。今回は、いただいたご質問に、誌上でお答えします。

Q:従姉が少し前に女の子を出産し
ました。肌に軽くアトピーっぽい症
状が出ているみたいです。従姉は薬
を塗っておけば大丈夫! ってタイ
プなのですが、私としては、できれば薬に頼らない方法も取り入れてもらえたらなあと……。こんな時、入口的に気軽にすすめられる方法はありますか?
(Iさん、
26才、東京都在住)

A:実際に育てているときには意外と実感がないのですが、乳児さんは、お母さんと文字通り一心同体です。なので、軽度のアトピーの赤ちゃんを手当てする入口は、お母さんの手当てとなります。
 だから、手間なく続けられそうなセルフケアを勧めてあげてください。簡単なところでは、母の冷えとりでしょうか。からだに不調があるときは、誰でも冷やしたくないし、消化のいいものを食べるでしょう? 冷えたおっぱいは、からだも冷やすし消化も悪いし、赤ちゃんの大きなリスクとなります。
 授乳中の母は肌を露出しがちなので、腹巻きは必須です。レッグウォーマーで三陰交を守るのも大事。靴下の4枚重ねもおすすめですが、4枚もはいて洗濯する余裕がないこともありますよね。アルファウェーブのミニパッドSをおなかと背中の両方に、腹巻きを利用してはさんでおけば、手間をかけずに、かなり温まります。 
 あと、湯たんぽはものすごく強力です。寝ながら授乳するときは、腰のうしろに湯たんぽを入れておけば、気持ちがよくて、おっぱいもぬくもります。余裕があれば、足下か太もものあいだにもう一つ。母の湯たんぽ複数抱きはおすすめです。
 お母さんが、おっぱいのコントロールに興味がある場合、自分の食べたものを詳細にメモしておいて、赤ちゃんの症状を書き込んでいけば、2、3日たってから湿疹やかゆみ等の症状が出る食品など、意外な因果関係が見えてきたりもするそうです。
 また、母の食生活から白砂糖を除去するのは、問答無用でおすすめします。けっこう難しいので、気分転換にどうぞ、と、米あめをプレゼントしてあげるのもいいかも。さらに踏み込めるお母さんの場合は、乳製品も除去してみてください。
 塗り薬については、軽度の場合は、やはり使わないにこしたことはないように思います。
 わが家は薬は使わないと書きましたが、おむつなし育児を始める前の上の子が、おむつかぶれで診察を受けたとき、一度だけ、抗生物質入りの塗り薬を塗られてしまいました。
 赤みの消え方の劇的さに驚き、痒がってるしいっそ薬を少しだけ使おうか、とわたしが考えたとき、薬で抑えてもあとで症状が戻ってくる、と、東洋医学系の療術師さんが教えてくれて……。
 結局、自然な手当てで完治させて数ヶ月のち。以前おむつかぶれになった一帯が、いきなりぱーっと赤みを帯びて、子どもが痒みを訴えました。その症状は、規模のわりにものすごく短時間で消えました。抑えた症状が数ヶ月かけてほんとうに戻ってきて、今消えたんだ、と、そのとき感じました。
 皮膚の症状に関しては、保湿がとにかく大切だといいます。ココナッツオイルなど、お子さんの肌にあうか、試してみてもいいかと思います。じゅくじゅくする部分には、うちではコパイバを使います。赤ちゃんに合いそうなオイル(一般にはホホバオイルかアーモンドオイル)で、希釈して試してください。石けんで洗いすぎるよりは、マザータッチママプレマを。クレイを溶かしたお風呂で沐浴し、そのお湯で全身を洗えば、保湿にも殺菌にもなります。一般にはモンモリロナイトではなく、ピンククレイがおすすめです。
 最後に、洗濯洗剤はやめて、パジャンマザータッチや塩に切り替えてみて。セスキもいいけど、アルカリ剤はタンパク質を溶かしますから、皮膚の弱い子の衣類は、クエン酸を溶かした水を柔軟剤投入口に入れて、最後に中和すると安心です。
 簡単な入口というと、手間をかけるより使う物を変える話が増えました。授乳のときに、赤ちゃんの肝臓や腎臓の部分に、母の手を当てて温めてあげるような工夫をすれば、赤ちゃんは応えてくれます。赤ちゃんにも腹巻きやレッグウォーマー(子ども用靴下を切るのでOK)をつけて、温めてあげてくださいね!

ご質問などは info@prema.co.jp までメールにてお問い合わせください。

『子どもを守る自然な手当てだれでもできるおうちケアの技』
出版:農山漁村文化協会
編集:山口温子、望月索

望月 索(もちづき・さく)

5歳と2歳の2女の母。不摂生も極まった37歳で妊娠。高年出産のうえ当然のようにトラブル妊婦だったが、産婦人科の方針とソリが合わず、近所の美容院で助産院なる存在をたまたま知ったことで、自然分娩へと舵を切る。
トラブル妊婦が自然分娩できるからだを作る過程でライフスタイルは真逆に変化。気づくとハードコアな自然派お母ちゃんに。
編集、ライター、プレマの東京スタッフの1人。

- 楽だから自然なお産~高齢出産編~ - 2014年5月発刊 Vol.80

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