ストレスに「なる」とストレスに「する」
「なんか今日おまえ、イライラしてるなあ。なんかあったんか?」
「そうなんや、上司とトラブルあって、ストレスたまるわ、ホンマ」
「そうか、今日はそのストレスの話やねんけど、ストレスにもタイプがあって、おまえのような人間関係は精神的ストレスで、病気や過労なんかは肉体的ストレス、暑い寒いとかうるさいは環境的ストレスなんや」
「なるほどなあ、いろんなタイプがあるんや」
「ま、それは知識として、いままでオレと話しててなんか気になることないか?」
「う~ん、そう言われてもなあ」
「オレはず~っとストレスに『する』って言うてるやろ。言いかえたら、ストレスに『なる』やなくて、自分が勝手にストレスに『する』んや」
「なんか、ややこしなってきたな」
「例えば、暑いというストレスを感じる人がいても、暑いのが好きな人もいるわけやから、暑いがストレスやないんやな。自分がストレスに『する』んや」
ストレスに「しない」にはものの見方・考え方を変える
「う~ん、なるほどな。それは解るけど、そしたら一体どうしたらいいんや」
「例えばおまえ、上司とトラブル起こしてるって言うてたけど、その上司のこと好きか?」
「うん、そう言えばその上司のこと嫌いやなあ。なんか合えへんな」
「そこや、そこや。人は普通、好きな人の言うことやったら素直に受け入れられるけど、嫌いな人の言うことはいくら正しいことでも受け入れられへん。つまり、正しい、間違ってるよりも、好き嫌いがトラブルの原因になってるんや、そやからトラブルは永遠に続くわなあ、悪いけど」
「そう言われても、嫌いなもんは仕方ないやん。そりゃ、ストレスにしたないけど、どうせーちゅうねん」
「よっしゃ、それには上司の見方を変えてみるねん。たぶん上司もおまえに好かれてないと思ってるから、上司を変えようとしても、絶対に変わらへんで。別にお世辞を言うんやなくて、上司のいい所を探すとか、おまえの見方が変わったら、本音で話すこともできて、結果的に上司も変わって人間関係のトラブルもなくなるとちゃうか。これがいつも言うてる『生き方のコツ』で、ストレス解消法やと思うんやけど、どうでしょう」
「ストレス社会」が生みだす考えられないような「事件」
「それと、いくら考えても実践せんことには、何も変われへんで」
「そうやなあ、お金がかかることでもないし、気楽にやってみるわ」
「そうや、構える必要はありません。構えるとストレスに『する』から」
「それはそうと、最近わけわかれへん事件が起きてるなあ。『あの人が』という事件が。なんか信じられへんわ」
「ほんまやなあ、こないだテレビでやってたけど、中学生の『うつ病』がものすごく増えてきてるんやて。オレはこのへんにヒントがあるような気がするんや。泣いたり・笑ったり・思ってること言ったりする素直な感情を我慢するという、『ストレス』に『する』ことが原因やないかて」
「う~ん、そうやなあ、我慢してたら、いつかは『プッツン』するし、『エーッ、あの人が』っていう事件になるねんなあ」
「ま、それだけ『ストレス』は意味が深いんや。そやから、今度もこの続きの話をするわ」
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執筆 プレマ株式会社 企業様コンサルティングチーム 山口 勝弘 |