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オディの農業日記

羽鹿 秀仁 (はじかひでひと)

サラリーマン、経営コンサルタント、青年海外協力隊の隊員として中米のニカラグア、パナマで5年間活動後、ネットワーク『地球村』というNPO団体のスタッフとしてアフガニスタン支援に3年関わり、2006年から三重県名張市赤目で農薬を使わない農業を始める。

【Vol.13】オディの農業日記 第6回

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  まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?

  私の地域では7月末にお米が出穂しました。暑い日が続いたせいか、例年よりも1週間から10日早い出穂です。これも温暖化の影響でしょうか。出穂してくれたことには一安心ですが、あまり暑い日々が続くと高温障害もあるので、お米のできが少し心配です。

  8月3日に私の住む鹿高地域の「出会い」がありました。

  「出会い」とは農業の用水路、排水路を地域の人全員で清掃、管理していく作業で、毎年、田んぼに水が来る前の5月とお盆前の8月にあります。

  各家庭から一人ずつ参加してみんなで用水路に生えている草を刈り、底にたまった泥を上げていきます。比較的涼しい、朝の7時半から作業が始まりますが、みんな汗だく・泥だらけになって作業をしていきます。2時間ぐらいかけて、排水路から草と泥がなくなると澱んでいた水がゆっくりと流れ出します。とっても気持ちの良い瞬間です。

  暑いさなかの作業、面倒くさいと思うこともありますが、みんなで力を合わせて一つのことをやっていく。そのことを通じて地域の人たちとのつながりを再確認し、また自分たちで自分たちの住む地域を守っているという自覚が生まれてくるように思われます。

  今、都市ではこうしたことはすべて行政任せとなり、地域の共有財産を大切に使う気持ちが薄くなり、権利ばかり主張する人が増えてきている気がします。今、モンスターペアレントと呼ばれる、自分の権利しか主張しない親が増えていると聞きます。お互いに顔が見える関係の田舎では考えられない行動です。

  「互助互譲」という私の大好きな言葉があります。

  お互いに助け合い、譲り合い、そして認め合う。そんな生活ができる社会を子供たちに残していきたいなと思います。

  この通信が届く頃には稲刈りが始まります。今年もおいしいお米ができますように!!

命を育む『羽鹿さんの黒米』はこちら >>

- オディの農業日記 - 2008年9月発刊 Vol.13

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