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京女・森の京都こぼれ話

【Vol.12】先祖や故人の精霊送りという意味を持つ『五山の送り火』

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02ro_12.jpg 7月、祇園祭を迎えると、京都は一気に夏本番といった感じでしょうか。
  約1ヶ月の長い祭が終わると街全体も少し落ち着いた雰囲気となりますが、それもつかの間、次に迎えるのは、京都盆地の周囲の山に浮かび上がる「五山の送り火」です。

  8月16日午後8時、東山の「大」の文字に点火されると、続いて浮かび上がるのは松ヶ崎の妙と法。さらに京都市の北東部に位置する明見山の舟形に、京都市西部の左大文字、北嵯峨の水尾山の鳥居が、5~10分間隔で、次々と点火されていきます。

  闇夜に浮かび上がる送り火の不思議な美しさに人は目を奪われますが、五山の送り火は、本来、先祖や故人の精霊送りという意味を持つお盆の行事。

  1時間ほどの短い時間ですが、全ての送り火が消えるまでの間は、今、こうやって自分が存在し、送り火を見つめることができるのは、ご先祖様や家族をはじめ、たくさんの人のお陰であることを再認識し、そのことについて深く感謝したいと思います。

- 京女・森の京都こぼれ話 - 2008年8月発刊 Vol.12

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