いつもの道で

【Vol.40】心あったかクリスマス

 「おっと、このケーキ店もか」 11月末ともなると、街は早くもクリスマスムード一色。今日は新たにケーキ店がイルミネーションと大きなツリーで飾られ、外観がゴージャスに変身しているのを発見。地元内外から訪れる人で行列ができる店だけあって、さすが 記事を読む

【Vol.39】美味しい季節

 「この臭い・・・」 足もとに目をやると、特徴的な黄色い葉とともに、誰かが踏んでしまったのだろうか、半分ほど形を崩した小さな実がアスファルトの上に寝そべっている。銀杏だ。 くさいけれど、この中に、透き通るような緑色をした、あの美しく美味しい 記事を読む

【Vol.38】マラソン再開

 月明かりの下、てくてくと歩きながら半袖の腕をさわるとひんやり。猛暑続きの日がようやく去り、朝晩はすっかり涼しくなってきた。あたりから聞こえる虫の音も「秋」を感じさせる。しばらく休憩していたマラソントレーニングも、そろそろ再開してもよさそう 記事を読む

【Vol.37】道変更♪

 「うわぁ、陰いっぱい」 私の予想に反して、朝の表通りには等間隔で並んだ街路樹によって、たくさんの木陰ができていた。車の行き交う音とともに、セミの声と風にざわ・・・ざわ・・・と揺れる木々の音楽が頭上から降り注いでくる。通勤四年目にして初めて 記事を読む

【Vol.36】七夕

  今から一ヶ月ほど時を巻き戻した7月7日、京都の夜空には星が広がっていた。  七夕にきれいに星が見えるなんて、いったいいつぶりだろう・・・。今日は珍しい。 七年前、大学進学を機に京都へやってきて初めての七夕は、激しい雨に見舞わ 記事を読む

【Vol.35】子ども時間

 「ぴっちぴっち、ちゃっぷちゃっぷ、ラン・ラン・ラン♪」 雨の中、四歳くらいの小さな女の子とお母さんが楽しそうに雨の中を歩いている。 会社に向かう朝、通称斜めの道(碁盤の目の京都には珍しく、私の自宅近くには一本だけ斜めに走る道があるので、勝 記事を読む

【Vol.34】アンパンマン列車

 ざわざわ、ざわざわ。大きな荷物を抱え、誰もがこれから始まる大型連休にそわそわ、ワクワクしている。ここは四国と本州を結ぶ中四国最大のターミナル駅、岡山。新幹線を降りた私は、さらに西へくだるため、在来線乗り場へ向かう。 いつもは夜行バスを利用 記事を読む

【Vol.33】桜の木の下で

 桜が満開となった4月の週末。心あたたまる出会いがあった。  自転車で知人宅に届け物し、さぁ帰ろうとペダルを踏み込んだときだった。果物ではないけれど、「たわわに実る」という表現がぴったりなほどに花を咲かせた桜の木の枝が、目に飛び込んできた 記事を読む

【Vol.32】歴史を刻む木

 大通りを歩きながら、中央分離帯に植えられた木々、街路樹として歩道に植えられたイチョウの木々を眺める。今にも空に届きそうだ。冬のあいだに葉は散ってしまったから、今はどの木もはだかんぼう。緑の葉がそよぐのは、もう少し先になりそうだ。 この木た 記事を読む

【Vol.31】るんるんるん♪

 ランニングシューズを履くと、心も足もとても軽やかだ。地面をぽんぽんっと蹴る感覚が嬉しくて、歩いている時間はごくわずか。次から次に出てくる足を止められなくて、すぐに走り出してしまう。 運動靴でもランニングシューズでも、格好さえ気にしなければ 記事を読む