京都では季節ごとにお寺の特別拝観やライトアップなどが開催されますが、地元に住んでいると意外と行ったことがないというのはよくある話。
京都で仕事をしていても京都をよく知らないというシャンティちゃんと二人、観光客気分を味わおう!と仕事帰りに行ってきたのが、三月十五日から約一週間開催された東山花灯路。北は青蓮院から八坂神社を通って清水寺までの約四・六kmの散策路を約二千四百基の行灯(あんどん)が照らします。
道の両脇に置かれた行灯は、京焼、清水焼、京銘竹、漆塗行灯など全部で六種類あるので、清水寺から道なりに歩いていくと、気がつけばさっき見た行灯とまた違うわ!なんてことも。小雨が降っていたこともあって、濡れた石畳を照らす行灯の光が幻想的な雰囲気で、昼間とはまたひと味違った風情でした。
春になると桜がライトアップされ、普段はできない夜間拝観が楽しめる寺院も増えますので、春の宵にいつもとひと味違う京都を楽しんでみてはいかがでしょうか。