年末年始の忙しさ、食べ過ぎ飲み過ぎで、体の疲れ、たまっていませんか? 体の声に耳を傾けてきちんとセルフケアをし、無理せずしっかり歩める年にしたいですね。
冬は「水不足」「内蔵疲れ」「冷え」ケアを! |
1月は年末年始の疲れや、冬特有の症状が出やすい頃。せっかくなら不調を改善し心身をリセットして、新鮮な気持ちで一年をスタートしたいものですよね。
この時期のセルフケア方法について田中健治先生に教えていただきました。
冬の体は水を欲している
冬は空気が乾燥し、水を飲むことも少なくなるので、気がつかないうちに体が水不足になってしまっているものです。肌や髪の毛のかさつき、鼻水や咳も、水不足のサインのひとつです。体内の水分が足りなくなると、血や体液の流れが悪くなりやすく、腸の働きが滞りがちになり、肩こりや便秘などの原因にもつながります。
年配の方は、あたたかい場所から寒い場所へ移動したときの温度差で血管が急激に収縮し、脳溢血や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まります。それらの予防のためには、朝起きたら1杯の水(白湯)を飲む、またお風呂に入る前後など、こまめな水分補給を心がけ、習慣づけることが大切です。
食事の際はお味噌汁、うどんやおそばなどの汁物を食事に取り入れ、水分を補うのもいいでしょう。
年末年始はお酒を飲む機会も多くなると思います。肝臓は解毒するときに水分を欲しますが、水分が少ないと体は危機感を感じ、水分を溜め込もうとします。むくみの原因は「水分の摂り過ぎ」と思われがちですが、「水分不足」の場合もあるのです。
現代人は内蔵が疲れている
年のはじめは、食べ過ぎてしまうことが多いもの。そんな時のケアには内蔵を休ませることが一番です。食べ過ぎると内蔵の疲労から肌荒れや倦怠感が現れます。プルーンジュースや、オオバコ種皮(健康食品として売られています)などで腸の掃除や毒出しをしてみてはいかがでしょうか。手に入りやすい「米ぬか」も腸の活性化におすすめです。米ぬかは豆乳や蜂蜜と混ぜて飲むと、おいしく飲めます。
もっと簡単にできる回復法は、「食べない」こと。おなかがすくまで食べないことを実践してみると、疲れた腸をリセットでき、体が軽くなります。1日、水だけで食事を摂らないプチ断食もいいですが、何も口にしないのがつらければ、固形物は摂らずジュースやスープなど液状のものだけを摂る方法でもいいでしょう。
食べ過ぎてしまう原因のひとつには、食品に含まれる「合成添加物」によって脳の信号が乱れてしまっていることも考えられます。添加物を含まないナチュラルな食事を心がけるなどしてみると、正しい感覚が戻ってきます。
電磁波は「冷え」の原因にも
冬は「冷え」を認識しやすい季節ですが、「電磁波」に気をつけたい季節でもあります。ホットカーペットや電気毛布の電磁波が原因で、月経不順や不正出血を起こす女性も多いようです。これは電磁波の影響で本来のバイオリズムや、自己調整能力が乱れてしまうためと考えられます。
これらのリスクを避けるには、電磁波対策をしてある暖房器具に替えるか、岩盤浴、足湯や半身浴などで体を芯からあたためることをおすすめします。
半身浴は、37~40度(目安)ほどのぬるめのお湯からはじめて、少しずつ温度を上げながら35分ほど続けます。じっくり汗をかくので毒素が出ます。寝る直前ではなく、就寝の2~3時間前に行うと寝冷えしません。足湯は日常的に行えば冷えの改善にもなりますし、対症療法としても有効です(図1参照)。
服装に関しては、「首」がポイントになります。首、手首、足首などをしっかりと防寒をすることが大切です。ポイントをおさえた防寒をして、体を冷やさない習慣を身につけてください。
風邪で体を整えよう
寒く乾燥する冬は、風邪をひきやすい季節といわれますが、季節の変わり目には風邪がつきものです。人は風邪によって熱を出し、体内の細菌を殺すことで体調を整えて、次の季節の準備をしているのです。
風邪のときは症状をよく観察することが大切です。風邪は治り際が肝心で、熱が下がったときに一度平熱以下に下がります。そのときにしっかり体を休ませることが重要です。熱が下がったから、とすぐに体に負担をかけてしまうと、疲れが抜けにくい体で季節を過ごすことになります。
また、安易に薬を飲むことは、自己治癒力に蓋をしてしまうようなものです。異常な高熱や咳が止まらないような状態で薬を飲まずに我慢する必要はありませんが、「普通」の風邪くらいであれば自己治癒力で治してみてはいかがでしょうか。
現在、創健堂で行っている「脳反反射軸整体」は体のシグナルを正常化し、「軸」を整えるというものです。この施術は内臓疲労はもちろん、自律神経系のトラブルや肌荒れに大きな効果を出しています。慢性的なだるさや自律神経系のトラブルでお困りの方は、あきらめずに当院までご相談くだいさい。原因を探し出すお手伝いをさせていただきます。
お話 田中 健治氏 創健堂院長。気功師。整体師。ヒーリングからスポーツトレーナーまで幅広く活動。原因不明の体調不良に「環境」「食」「意識」などあらゆる角度からアプローチし、自然な形での健康づくりを提案している。 |
創健堂 東京都目黒区祐天寺1-24-12 近藤ビル1階 TEL:03-3760-5235 予約受付:10 時~20 時 木曜定休・完全予約制 (HP http://www.soukendou.net ) |
冬は冬から春に向けての養生アイテム |
冬の寒さや乾燥、早くもはじまっている花粉やホコリによるムズムズなどの春の不快な状態をケアするアイテムをご紹介します。
年のはじめのセルフケアが、きっと1年の幸運を運んでくれます。
冬特有の不調を根本から考えるアイテム
冬のお悩みを根本から解決するなら、生活の根本を整えてみてはいかがでしょうか。良質な水を飲み、内蔵の働きをケアし、また電磁波を防ぐなど、毎日の積み重ねは体作りの基本。基本が整えば自然のサイクルも整い、不調の本当の原因が見えてくるものです。
そうした健康な暮らしを支える頼れるアイテムをご紹介します。本当によいものを使うことで、不自然な環境に気づくこともあります。
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早めが肝心
春の不快対策
大気汚染や食べものの化学物質汚染、電磁波による環境汚染など、さまざまなことが春の不快の原因となります。原因物質を室内に持ち込まない、ためない工夫、外出時に吸引しない工夫、また日頃から暮らしのリズムを整え野菜中心の自然食、腸を丈夫にする食品を摂るなど毒をためない体づくりも大切でしょう。
花粉だけではなく、黄砂やPM2.5などにも対応できる、性能のよいマスクも役立ちます。
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