ムーンラブソディ
「ちょっと ! そういう言い方ないんじゃないの?」
「お前が先に文句言ってきたんだろう!?」
こんな恋人や夫婦の喧嘩を見たことありませんか?
私の友人の新婚カップルはとても仲良しなのですが「喧嘩するほど仲が良い」というように、よく口喧嘩をしていました。最近、些細なことで喧嘩が増えたという相談を受け、月シリーズCDの「ムーンラブソディ」を勧めました。このCDは「愛と調和」をテーマとしていますので、夫婦の愛や、二人の調和というキーワードがぴったりだと感じたからです。
それからというもの、いつものように喧嘩になりそうになると「ちょっと待って!」と言って、「ムーンラブソディ」を流すようにしたそうです。すると、いつもは息づかいも荒く、乱れた言葉を使い、どんどんエスカレートしていく喧嘩でしたが、このCDを流しながら話し合うと、気持ちが落ち着いてきて、素直な気持ちを伝えられるので、喧嘩にまで発展しなくなったと喜びの報告が!
今まさに喧嘩が始まる!!という時に「ちょっと待って!」とCDを流しに行ける彼女も凄いと感心してしまいましたが… (笑)。皆さんも、試してみる価値はあると思います。
色々な愛のカタチ
ところで、皆さんは「愛」と聞くと、どのようなイメージがありますか ?
自分への愛、恋人への愛、子どもへの愛、友人への愛、自然や動物への愛、本や靴への愛…激しい愛、秘めた愛、言葉の愛、行動の愛、優しさの愛、厳しさの愛…
「愛」には色々なカタチがありますし、色々な表現方法がありますよね。どの愛が良くて、どの愛が悪いということはなく、どれも大切なもの。そして、もっと大切なのは、その「愛」を「愛」と感じることができるかどうかということ。
恐るべし愛の力!
「愛」と聞いて、私が一番に思い出すのが、母の存在です。私の母は本当に愛情深い人で、母の愛を表現するならば、激しく、強く、厳しく、優しい愛、という感じでしょうか。
こんなエピソードがあります。
私が歩行器を使い始めた頃、一人遊びをしていた弾みで、おもいっきり窓ガラスにぶつかり、窓ガラスが割れ、頭は外、身体は中という状態に。私はあまりの出来ごとに驚いたようで、動かずじっとしていたそうです。もし私が動いたり、起き上がろうとしていたら…想像しただけで恐ろしい…。
その時母は、自分の部屋で横になっていました。リウマチが悪化し、自分で起き上がるのも困難な状態でした。そんな母が、「バリン!」という窓ガラスが割れる音と「由季!」という伯母の声が聞こえたとたん、信じられないスピードで起き上がり、私に駆け寄ったそうです。お箸を持つことも困難だった母が、私を抱きかかえ、父が私の頭を少しずつ中へずらし、伯母がガラスの破片が刺さらないようカバーしました。
お陰様で、幼い私は、無傷で助かりました。母とよくその時の話になるのですが、「よく身体が動いたね」と私が言うと、母は「愛のパワーよ」と誇らしげに微笑みます。恐るべし愛のパワー…。
愛と調和
母はよく、家族を駕籠(かご)に例えます。父親と母親は駕籠を担ぐ駕籠者(かごのもの)で、駕籠に子どもを乗せて「えっさ、ほいさ」と旅をする。どちらかが手を抜くと、どちらかに負担がかかり、乗っている子どもにも影響してくる。だから、二人の息を合わせ、お互いを思いやり、自分の役割をしっかり果たしてこそ家族。それが一生続くのだから、「この人となら、一緒に駕籠を担いで行ける」と思える人を見つけなさい。そう言われてきました。
まさに、人生には「愛と調和」が大切なのだと感じています。母は、障がいという重りを背負いながらも、父と息をピッタリ合わせ、お互いを思いやり、時には家族の誰よりも強い力を発揮し、駕籠を担いでくれました。この力の源は、きっと母の溢れんばかりの「愛」に他ならないのだと確信しています。私もいつか、母のようになろうと心に決めています。
片岡 由季
片岡 由季氏 武蔵野短期大学にて国際教養学科および秘書コースに在籍。 その後、玉川大学英米文学科に編入。 前職はNPO法人日本ケアフィットサービス協会にて「サービス介助士」の育成に携わり、全国の企業研修を担当。 2010年4月より父である片岡慎介氏の後を継ぎ有限会社ビュージックの代表取締役となる。 現在は、断食道場やサロンなどで「月のお話会」を行い、「なりたい自分」「輝く自分」になる為の月のテンポ活用法をお伝えしている。 |
ゼッテン・116 高周波をスピーカーから発信し、付属の可聴音CD(テンポ116の音楽)を流すことで潜在能力の活性化を図ります。 |